2016/04/23
Yuuki2269
2015/12/16 更新
かつては125ccクラスのバイクといえはビジネス用が多かったのですが、ここ十数年スタイリッシュなスクーターとしてラインナップも増え、街中で見かけることも多くなりましたね。今回はそんな125ccスクーターの魅力をご紹介しましょう。
道路交通法で125ccスクーターは「普通自動二輪車(小型)」
道路運送車両法では「第二種原動機付自転車」
となります。
具体的には排気量50ccを超え125cc以下または定格出力0.6kwを超え1kw以下のものをいいます。
125ccスクーターの法定最高速度は原付スクーターの30kmに対し60km。二人乗りもでき、最大積載量は60kgまでと原付の2倍です。また、車検も必要なく、任意保険も「ファミリーバイク特約」が適用されるので、お得です。
あえて125ccスクーターのデメリットを言えば、高速道路を走れない、バスレーンを走れないといったところです。
上のクラスのバイクに比較して125ccスクーターの良いところは250ccクラス以上のバイクのような大きさも重さもなく、取り回し・小回りもよく、まさに「街中の最速スプリンター」といっていいです。
125ccスクーターは、燃料代、オイル代、保険料でどれも他のクラスのバイクよりも優位で、しかも50cc以下の原付のスクーターは何かとスピード違反で捕まりやすく、その罰金から考えてみれば125ccスクーターは非常にコストパフォーマンスの高い乗り物と言えます。ただし教習所に行って「普通自動二輪車(小型)免許」を取得する費用が必要ではありますが・・・
ホンダ リード125 メーカー希望小売価格 ¥293,760
2015年7月に発売されたリードの新型です。
全長(mm) 1,835
全幅(mm) 685
全高(mm) 1,125
軸距(mm) 1,275
最低地上高(mm) 140
シート高(mm) 760
車両重量(kg) 114
乗車定員(人) 2
エンジン型式 JF45E
エンジン種類 水冷4ストロークOHC単気筒
総排気量(cm3) 124
内径×行程(mm) 52.4×57.9
圧縮比 11.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 8.4[11]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 12[1.2]/5,000
始動方式 セルフ式
燃料供給装置形式 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火
燃料タンク容量(L) 6.0
変速機形式 無段変速式(Vマチック)
余裕ある走り、日常での扱いやすさ、そして優れた燃費性能や環境性能を実現するエンジン〈eSP〉を搭載。エンジンの細部にまで徹底的にこだわり、軽量・小型化を図るとともに、多岐にわたって低フリクション技術を採用。さらに、走行状況に応じた最適な燃料供給を行うPGM-FI※採用などにより、燃費性能を向上。
信号待ちなど停車時の燃料消費、騒音、排出ガスを抑え、より高い燃費性能や環境性能を発揮するアイドリングストップ・システムを採用。スイッチひとつでシステム稼働の切り替えができ、電子制御式ACGスターターにより、システム稼働の停車時からでも静かでスムーズな発進ができるなど、使いやすさにも配慮しています。
125ccスクータにもアイドリングストップの時代です。
シグナスX SR 307,800円 [消費税8%含む](本体価格 285,000円)
全長/全幅/全高
1,895mm/690mm/1,115mm
シート高
775mm
軸間距離
1,305mm
最低地上高
115mm
車両重量
118kg
燃料消費率 *1
国土交通省届出値定地燃費値 *2
43.3km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値 *3
39.1km/L(クラス1) 1名乗車時
原動機種類
空冷・4ストローク・SOHC・4バルブ
気筒数配列
単気筒
総排気量
124cm3
内径×行程
52.4mm×57.9mm
圧縮比
10.0:1
最高出力
7.2kW(9.8PS)/7,500r/min
最大トルク
9.9N・m(1.0kgf・m)/6,000r/min
始動方式
セルフ式
燃料タンク容量
6.5L
吸気・燃料装置/燃料供給方式
フューエルインジェクション
点火方式
TCI(トランジスタ式)
変速装置/変速方法
Vベルト式無段変速/オートマチック
制動装置形式(前/後)
油圧式シングルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
乗車定員
2名
アクシス トリート 226,800円 [消費税8%含む](本体価格 210,000円)
全長×全幅×全高
1,795mm×675mm×1,070mm
シート高
735mm
軸間距離
1,255mm
最低地上高
105mm
車両重量
110kg
燃料消費率 *1
国土交通省届出値定地燃費値 *2
46.0km/L(60km/h)2名乗車時
WMTCモード値 *3
42.7km/L(クラス1) 1名乗車時
原動機種類
空冷・4ストローク・SOHC・2バルブ
気筒数配列
単気筒
総排気量
124cm3
内径×行程
51.5mm×60.0mm
圧縮比
9.5:1
最高出力
6.0kW(8.1PS)/7,000r/min
最大トルク
8.9N・m(0.91kgf・m)/6,000r/min
始動方式
セルフ・キック併用式
燃料タンク容量
5.6L
燃料供給
フューエルインジェクション
点火方式
TCI(トランジスタ式)
乗車定員
2名
スズキ アドレスV125リミテッド メーカー希望小売価格(消費税8%込み) 290,520円(消費税抜き 269,000円)
全長 / 全幅 / 全高 1,780mm / 720mm / 1,050mm
軸間距離 / 最低地上高 1,235mm / 120mm
シート高 750mm
装備重量 ※2 103kg
燃料消費率 ※3 国土交通省届出値:定地燃費値 ※4 52.0km/L(60km/h)2名乗車時
WMTCモード値 ※5 42.6km/L(クラス1)1名乗車時
最小回転半径 1.8m
エンジン型式 / 弁方式 F468・強制空冷・4サイクル・単気筒 / SOHC・2バルブ
総排気量 124cm3
内径×行程 / 圧縮比 53.5mm×55.2mm / 9.6
最高出力 ※6 7.3kW〈9.9PS〉/ 7,500rpm
最大トルク ※6 10N・m〈1.0kgf・m〉/ 6,000rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム
始動方式 キック・セルフ併用式
点火方式 フルトランジスタ式
燃料タンク容量 6.3L
クラッチ形式 乾式自動遠心シュータイプ
変速機形式 Vベルト無段変速
乗車定員 2名
シート座面下のヒーターユニット。スイッチを入れると発熱し、冬でも温かく快適です。サーモスタットによる自動温度制御で一定の温度を保ち、過熱抑止に配慮しています。グローブをしたままでも操作しやすいスイッチをハンドル手元に配置。
125ccスクータでヒート付きのシートですって!!。これからの季節にはうれしい装備ですね。
冬場の指先の冷たさを和らげるグリップヒーター。5段階の温度調節が可能です。発熱するまでの時間も短く、グローブをしたままでも操作しやすいプッシュボタン式を採用。ナックルバイザーとともに快適な走りを実現します。
専用設計のナックルバイザー。高い防風効果を備え、グリップエンドまで回り込ませる形状により狭い駐輪場でも隣のバイクに引っかかりにくい構造です。衝撃に強いポリプロピレン樹脂を採用。
スズキは冬仕様のスクーターに力を入れているのでしょうか?
スズキ アドレスV125 メーカー希望小売価格(消費税8%込み) 243,000円(消費税抜き 225,000円)
全長 / 全幅 / 全高 1,750mm / 635mm / 1,030mm
軸間距離 / 最低地上高 1,235mm / 120mm
シート高 740mm
装備重量 ※2 97kg
燃料消費率 ※3 国土交通省届出値:定地燃費値 ※4 52.0km / L(60km/h)2名乗車時
WMTCモード値 ※5 41.6km / L(クラス1)1名乗車時
最小回転半径 1.8m
エンジン型式 / 弁方式 F468・強制空冷・4サイクル・単気筒 / SOHC・2バルブ
総排気量 124cm3
内径×行程 / 圧縮比 53.5mm×55.2mm / 9.6
最高出力 ※6 7.3kW〈9.9PS〉 / 7,500rpm
最大トルク ※6 10N・m〈1.0kgf・m〉 / 6,000rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム
始動方式 キック・セルフ併用式
点火方式 フルトランジスタ式
燃料タンク容量 6.0L
クラッチ形式 乾式自動遠心シュータイプ
変速機形式 Vベルト無段変速
舵取り角左右 45°
乗車定員 2名
124cm3 4サイクルエンジンを搭載しながらボディサイズはコンパクトで、
センタースタンド掛けも軽く、駐輪場での取り回しもラクラク。
入り組んだ道路でも、小さなボディサイズを活かして快適に走ることができます。
SCEMメッキシリンダー
シリンダーには、スズキ独自のSCEM※4メッキシリンダーを採用。これによってシリンダー内部に鋳鉄スリーブを使用する必要がなくなり、エンジンの軽量コンパクト化を可能にしています。また同時に強固な被膜で放熱性を高め、軽量化と高い耐久性を実現しています。
DCP式フューエルインジェクション
気圧、吸気温、スロットル開度、回転数などの走行状況をセンサが検知し、最適な燃料供給をコンピュータが自動制御するフューエルインジェクション(燃料噴射装置)を搭載。燃焼効率を高め、高出力と燃費性能を実現すると同時に、エンジンの小型化も図っています。
ホンダ リード125のメーターパネル
視認性に優れた発光指針&液晶ディスプレイの大型メーター。
リード125のトランクスペース
フルフェイスヘルメットとタンデム用ヘルメットを同時に収納可能な大容量ラゲージボックス。
シグナスX SRのメーターパネル
液晶大型マルチファンクションメーター
青いバックライトの液晶ディスプレイが、先進性やテクノロジー感を強調するとともに、スポーティイメージをさらに加速させます。
シグナスX SRのトランクスペース
フルフェイスヘルメットを収納しても、さらにゆとりがあります。
アクシス トリートのメーターパネル
機能的で見やすい、メーターパネル。
シンプルで見やすいメーターパネルを装備。速度や燃料残量をひと目で確認することができます。
アクシストリートのアドレスV125のトランクスペース
ビジネスバッグやドリンクもすっきり収納!
薄型のビジネスバッグや買い物袋もかけられるコンビニフック。
フロントのインナーポケットには、500mlのペットボトル2本が納まります。
※コンビニフックに掛けられる重さは1kgまで。内容品は付属されておりません。
アドレスV125のメーターパネル
スピードメーター、燃料メーターをシンプルに配置した見やすいメーターパネル。バッテリーの電圧低下やフューエルインジェクションの万が一のトラブルを知らせるFIインジケーターも装備。
アドレスV125のトランクスペース
フルフェイスヘルメットを横向きに収納できる大容量サイズ。
*最大積載許容重量10kg
この他にも125ccスクーターはありますが、すべてをご紹介しきれません。それだけ125ccスクーターのラインナップは多くあり、街中で多く見かけることも考えると、各バイクメーカーにとってスクーターの中でも125ccスクーターの市場での競争は激しいようです。その反映か、差別化を図る目的か、こんな125ccスクーターもラインナップされました。
トリシティ125 ABS 399,600円 [消費税8%含む](本体価格 370,000円)
TRICITY 125は第二種原動機付自転車(原付第二種)です。『AT小型限定普通自動二輪免許』以上の二輪免許で運転可能です。
ヤマハ トリシティー125 (2014) バイク・スクーター試乗レビュー YAMAHA TRICITY 125 (2014) TEST RIDE
コレが、TRICITY 125の〈オリジナリティ!〉
「LMW機構」という、新しいカタチ。
操縦しやすく走りやすい、をかなえるメカニズム。
フロント2輪をリーンさせる機能に加え、左右のサスペンション機能を独立させることにより道の変化に合わせて2輪が動き、安定感のある、軽快な走りを可能にしました。
まったく新しいタイプの125ccスクーターです。操縦性を向上させ安定感があり、これで転倒の危険性も少なくなるのでしょうか?
コレが、TRICITY 125の〈ハンドリング!〉
低速走行時や強い横風でもハンドルのふらつきが少なく、コーナリングや、切り返しなどの方向転換がスムーズです。
UBS(ユニファイドブレーキシステム)を搭載。
停止まぎわ、低速走行などでも操作感がGOOD。
左ブレーキレバーを操作するとリアブレーキとフロントブレーキにバランスよく効力を発生させ、制動時にハンドルのふらつきが少なく、コントロールしやすくなり、あなたのブレーキ操作をサポートします。
いやあ驚きました。125ccスクーターでこんなものが登場するとは・・・
コンセプトマシンではなく市販されているのです。・・・
それだけ125ccスクーターの市場は熾烈な競争なのでないでしょうか?一度乗ってみたいと思います。
いかがでしたか?125ccスクーターの魅力が伝わりましたか?私も十数年来125ccスクーターを所有していますが、この便利さとバイクの本来持つ爽快感が両立した乗り物は他にはないものと感じています。
最近の傾向としては、用途やライフスタイルに合わせて、同一メーカーで複数の125ccスクーターをラインナップしている傾向があります。またライバルの125ccスクータとの差をつけるべく、ヒーター付きのシートやアイドリングストップ、収納スペースの拡大など、各社とも創意工夫がこらされた125ccスクータを登場させています。
原付のスクーターはしょせん「下駄替わり」ですが125ccスクーターはバイクに乗る楽しみを経済的負担を感じず楽しめる乗り物であり、ビジネスシーンでは街中で最速の乗り物です。さああなたも125ccスクーターの世界に足を踏み入れてみませんか?
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