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必見!ラインナップ豊富で魅力的な250ccスクーターの世界をご紹介。

ビックスクーターを町で目にすることが多くなりました。その中でバイクメーカーが250ccクラスに複数ライナップしています。ビッグスクーターが近年注目されている理由を探るとともに、現在ラインナップされている250ccスクーターをピックアップします。

ビックスクーターとは

そもそもビッグスクーターとは何でしょう。
ビッグスクーターとは、日本では主に250cc~650ccクラスのスクーターを指します。
ビックスクーターが登場した背景には一時のバイクブームが去ったあと、メーカーが新しいバイクの市場を模索する中で生まれた新しいカテゴリーです。一時は「オジンが乗るバイク」と言われていましたが、若い世代にもすそ野が広がり、人気が高いカテゴリーとなりました。
250ccスクーターはその中でも一社で複数のラインナップしているバイクメーカーもあり、中核的存在となっています。

250ccクラス以上のビックスクーターの人気の秘密

250ccクラス以上のビックスクータの人気の秘密は以下の点にあります。
1.長距離走行での疲労が軽減
・スクリーンで風を受けることがない。
・バックレスト付きシートのおかげでお尻が痛くなりにくい。
・オートマなので運転がラク。
2.フルカバーボディーでエンジンから発する熱から解放される(特に夏)
3.収納スペースが豊富で大容量。
4.冷たい風や雨から足を守ってくれる。
5.タンデムシートが大きくてフカフカなので同乗者も快適。

250ccスクーターの優位性

250ccスクータについてはこれは言うまでもないことですが、125ccスクーターよりもパワーがあり、乗り心地もよく、長距離ツーリングも可能です。また250ccスクータは400ccクラス以上のように車検もないので、コストパフォーマンスが高いのも優位です。
しかし、それ以上に、250ccスクータのもっとも優位な点は「各社が250ccスクーターに力を入れている」ということです。つまり多彩なラインナップの中から「今は自分にあった250ccスクーターが選べる」時代だということです。

バイクメーカー各社の250ccスクーター

フォルツァ Z ABS / ¥777,600

フォルツァ Z ABS
車名・型式 ホンダ・JBK-MF10
全長(m) 2.185
全幅(m) 0.750
全高(m) 1.175
軸距(m) 1.545
最低地上高(m) 0.135
シート高(m) 0.710
車両重量(kg) 207
乗車定員(人) 2
燃料消費率(km/L)*1
(60km/h定地走行テスト値) 43.0
最小回転半径(m) 2.6
エンジン型式 MF10E
エンジン種類 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
総排気量(cm3) 248
内径×行程(mm) 68.0×68.5
圧縮比 10.2
最高出力 *2
(kW[PS]/rpm) 16[22]/7,500
最大トルク *2
(N・m[kgf・m]/rpm) 22[2.2]/6,000
始動方式 セルフ式
燃料供給装置形式 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
点火装置形式 フル・トランジスタ式バッテリー点火
燃料タンク容量(L) 12
変速機形式 無段変速式(Vマチック)Honda Sマチック Evo搭載
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピック式
懸架方式(後) ユニットスイング式
フレーム形式 バックボーン

エレガントなデザインとスポーティな走行性能を持つ250スクーター。マニュアル感覚の変速が可能なSマチックEvoや、スマートカードキーなどラグジュアリーな装備を採用。

出典:http://www.bikebros.co.jp

ホンダ フェイズ (生産終了モデル) メーカー希望小売価格¥653,400 (消費税抜本体価格 格¥605,000)

残念ながら2015年で生産終了になってます。ただまだ在庫品や、中古市場には流通しているでしょう。

フェイズは250ccのエンジンを搭載するビッグスクーターです。市街地から郊外まで、快適かつ俊敏に走れるスポーティーなスクーターを目指して開発されました。エンジンは水冷の4ストローク単気筒で、ホンダが以前から製造している250ccスクーター・フォルツァのものをベースとし、フェイズ用として改善されたものが使われています。

出典:http://www.bikebros.co.jp

マグザム 702,000円 [消費税8%含む](本体価格 650,000円)

全長×全幅×全高
2,365mm×820mm×1,060mm
シート高
655mm
軸間距離
1,615mm
最低地上高
105mm
車両重量
201kg
舗装平坦路燃費
37.0km/L(60km/h)
原動機種類
水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
気筒数配列
単気筒
総排気量
249cm3
内径×行程
66.0mm×73.0mm
圧縮比
10.8:1
最高出力
15kW(20PS)/7,500r/min
最大トルク
22N・m(2.2kgf・m)/5,500r/min
始動方式
セルフ式
燃料タンク容量
14L
燃料供給
フューエルインジェクション
変速機形式
Vベルト式/オート
フレーム形式
バックボーン
ブレーキ形式 (前/後)
油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク
乗車定員
2名

MAXAM誕生10周年。

一緒に走ろう。同じ風に吹かれ、同じ風景を見よう。
ゆったりとした乗り心地、爽快なパフォーマンス、タンデム時の快適性。
そのすべてを、ふたりで体感しよう。
大人のゆとりと洗練を見せつけるアーバンクルーザー”MAXAM”。
タンデムだから味わえる歓びが、ここにある。

出典:http://www.yamaha-motor.co.jp

マジェスティ 722,520円 [消費税8%含む](本体価格 669,000円)

全長×全幅×全高
2,175mm×770mm×1,185mm
シート高
700mm
軸間距離
1,550mm
最低地上高
110mm
車両重量
188kg
舗装平坦路燃費
38.0km/L(60km/h)
原動機種類
水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ
気筒数配列
単気筒
総排気量
249cm3
内径×行程
68.0mm×68.6mm
圧縮比
10.8:1
最高出力
14kW(19PS)/6,500r/min
最大トルク
22N・m(2.2kgf・m)/5,000r/min
始動方式
セルフ式
燃料タンク容量
12L
燃料供給
フューエルインジェクション
点火方式
ブレーキ形式 (前/後)
油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク
乗車定員
2名

初代のマジェスティが登場したのは1995年です。乗り心地、実用性、スポーティーな走りとスタイルなどが評価され、国内二輪市場にビッグスクーターのカテゴリーを確立しました。2000年にはエンジン改良と新設計ボディーの採用で第二世代のマジェスティへと進化。さらに2007年にはフレームとエンジンを一新、変速特性を選べるオートマチックトランスミッションも採用しました。

出典:http://www.bikebros.co.jp

スカイウェイブ250タイプS ベーシック メーカー希望小売価格(消費税8%込み) 658,800円(消費税抜き 610,000円)

全長 / 全幅 / 全高 2,270 mm / 760 mm / 1,225 mm
軸間距離 / 最低地上高 1,585 mm / 125 mm
シート高 710 mm
装備重量 ※2 214 kg
燃料消費率 ※3 国土交通省届出値:定地燃費値 ※4 39.0 km / L(60 km/h)2名乗車時
最小回転半径 2.7 m
エンジン型式 / 弁方式 J441・水冷・4サイクル・単気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量 249 cm3
内径×行程 / 圧縮比 69.0 mm × 66.8 mm / 11.3
最高出力 ※5 19 kW〈26 PS〉 / 7,500 rpm
最大トルク ※5 25 N・m〈2.5 kgf・m〉 / 6,000 rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム
始動方式 セルフ式
燃料タンク容量 13 L
クラッチ形式 自動遠心式
変速機形式 Vベルト無段変速
ブレーキ形式(前 / 後) 油圧式シングルディスク / 油圧式シングルディスク
乗車定員 2名

スカイウェイブ250タイプM メーカー希望小売価格(消費税8%込み) 734,400円(消費税抜き 680,000円)

全長 / 全幅 / 全高 2,270 mm×760 mm×1,225 mm
軸間距離 / 最低地上高 1,585 mm / 125 mm
シート高 710 mm
装備重量 ※2 221 kg
燃料消費率 ※3 国土交通省届出値:定地燃費値 ※4 39.0 km / L(60 km/h)2名乗車時
最小回転半径 2.7 m
エンジン型式 / 弁方式 J443・水冷・4サイクル・単気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量 249 cm3
内径×行程 / 圧縮比 69.0 mm × 66.8 mm / 11.3
最高出力 ※5 19 kW〈26 PS〉/ 7,500 rpm
最大トルク ※5 25 N・m〈2.5 kgf・m〉/ 6,000 rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム
始動方式 セルフ式
燃料タンク容量 13 L
クラッチ形式 自動遠心式
変速機形式 電子制御式Vベルト無段変速
ブレーキ形式(前 / 後) 油圧式シングルディスク / 油圧式シングルディスク
乗車定員 2名

250ccスクーターの装備

ホンダ フォルツァ Zのオーディオシステム

フォルツァは、ビルトインタイプの本格オーディオシステムを装備したオーディオパッケージを、全タイプに設定。 このオーディオシステムは最大47W×2チャンネルのハイパワーアンプや、強力なネオジウムマグネットを採用したφ100mm(50W)の高音質スピーカーなどを搭載するとともに、入念なチューニングを施すことでライダーに最適な音場を実現。

出典:http://www.honda.co.jp

ホンダ フォルツァ Zのメーターパネル

ホンダ フォルツァ Zのラゲージボックス&ツインオープン・シート

シート下のラゲージボックスは、63Lの大容量。2個のフルフェイスヘルメット長尺物350mL缶の24本入りケースやA3サイズのアタッシェケースといった面積の広い物の収納も可能。

ホンダ フォルツァ Zのツインコンソールボックス

フロント左右に、高速道路のチケットや500mLのペットボトル*1などを収納できる、引出し式のコンソールボックスを装備。左側のコンソールボックスは、コンソール上面部のスイッチとコンソールボックス自体のプッシュ操作で2段階の開度でオープンでき*2、小物類の出し入れや内容物の確認も無理なく行える。また、Honda スマート カード キーシステムと連動したロック機構により、キー操作なしでの施錠/解錠も可能となっている。
*1. 種類によっては入らない場合があります。
*2. 特許取得済

フォルツァ Z ABS

左ブレーキレバーを握るだけで前・後輪が連動するコンビブレーキシステムに、ブレーキのかけ過ぎによる前・後輪のロックを回避するABS(アンチロック・ブレーキシステム)機能を組み合わせたコンバインドABS。
前・後輪に備わる車輪速センサーが、ブレーキのかけ過ぎや急な路面変化による車輪のロック傾向を検知すると、コンピューターユニットが車輪のロックを回避するよう制動力を適切にコントロール。前・後輪連動ブレーキとのコンビネーションにより、滑りやすい路面状況において、高効率のブレーキングをサポートする。雨天走行時などにおけるライダーの過度の緊張を低減する効果を併せ持つ、Honda独自のブレーキシステムである。

250ccスクーターでこの充実装備。他にもここでは紹介しきれない装備がこのホンダ フォルツァにはあります。
さすがはホンダ!

ヤマハ マグザムのメーターパネル

スピードメーターはデジタル、タコメーター/燃料計はグラフィカルなバーグラフ表示。切換式でオド/トリップ(フューエルトリップ/時計を表示可能。

ヤマハ マグザムのシート下トランク

メインスイッチによるワンアクションでオープン。ライダーシート下にはジェットタイプのヘルメットを収納可能。リアシート下にはA4サイズの雑誌等が入る小物入れ。トランク内部照明も装備。

ヤマハ マグザムのフロントトランク

グローブなど小物の収納に便利な鍵付きのフロントトランク

ヤマハ マグザムのリアトランク

小型のバッグなどの収納に便利なクルマ感覚で上に開く構造のリアトランク。

ヤマハ マジェスティのメーターパネル

ヤマハ マジェスティのエンジンマウント方式

一般的なビッグスクーターは、防振リンクを介してエンジンを車体に懸架しています。しかし、マジェスティは、エンジンを車体フレームにダイレクトにマウント。ヤマハ独自の防振理論を用いて、振動によるエンジンユニットの動きを最適制御しています。これにより低重心化を図り、収納スペースや足着き性といった実用機能を向上させながら、コーナリングやレーンチェンジ、タンデム走行時などでの優れたハンドリング特性を獲得しています。

ヤマハ マジェスティのサスペンションシステム

リアには優れた減衰性能を発揮するロッド径14mmのモノクロスサスペンションを搭載。操縦安定性を確保しつつ、その構造上、収納性の向上にも貢献しています。フロントには、インナーチューブ径33mmのフロントフォークを鍛造アンダーブラケットにマウント。剛性の高さを実現するとともに、安定性とニュートラルなハンドリング性能を高い次元でバランスさせています。

ヤマハ マジェスティのシート下トランク

シートの下には、前後長107cm、容量約60リットルのゆったりとしたトランクルーム。フルフェイスヘルメットを2つ入れても、まだまだ余裕があります。

ヤマハのビックスクータもホンダに負けない装備です。どちらのブランドも息が長く、完成度の高さで勝負といったところでしょうか?とくにマジェスティの足回りは注目です。250ccスクーターでこのような贅沢な足回りは他のメーカーにはないと思います。

スズキ スカイウェイブのフロントコンパートメント

フロントパネル内に3つのコンパートメントを装備。容量約10Lのロック付き大型コンパートメントをひとつ、フタの開閉時、横にスイングする使い勝手の良い、約1Lの小型コンパートメントをハンドル下左右にレイアウト。小物やグローブなどの収納に活躍。

スズキ スカイウェイブのシート下トランク

開口部の幅や深さを考慮した、大容量63Lのシート下トランクスペース。使い勝手の良い長方形のトランクスペースは、フルフェイスヘルメット2個を収納しても、余裕あるスペースを確保しました。
ビジネスシーンでもA3サイズのアタッシュケースの収納が可能です。

スズキ スカイウェイブのメーターパネル

視認性の高い大型スピードメーターとタコメーターを中心に、左右に燃料計・水温計を配したアナログ式4連メーターのインストルメントパネル。センター部の液晶ディスプレイには、CVTパワーモード/7ATドライブモード/7ATパワーモード/7MTアシストモードが表示され、オドメーター・ツイントリップメーター・デジタル時計・オイルチェンジインジケーターも装備。また液晶には、外気温計や燃料噴射量と車速パルスから燃費を算出する機能も装備しています。

電子制御式CVT[SECVT※1]

多くのライダーの好みや特性にマッチングする、5つの走行モードを装備。

スズキのバイクはホンダやヤマハよりもリーズナブルを売りにしている感がありますが、どうして!このスカイウェイブ250タイプMの5つのドライブモード搭載には驚きました。まるで高級車のような装備です。

ベストな250ccスクーターはどれか?

ここまで各社の250ccスクーターを見てきましたが、あなたにあった車種はありましたか?
ホンダのフォルツァシリーズはホンダらしい至れり尽くせりの充実装備で、お値段も一番高い設定となっており、とにかく豪華装備が売り物です。

ヤマハは息の長い2車種をじっくり熟成させ250ccスクーターの完成形を確立していると言えます。やはりビックスクータはゆったりした乗り心地や充実した収納スペースが命です。ヤマハは足回りに他社の250ccスクーターにないこだわりや各種収納スペースの充実ぶりを感じます。

スズキは同じブランド内に差別化をして5つのドライブモードが選べる高性能版と、リーズナブルなスタンダード版のスカイウェイブなどを複数ラインナップしています。消費者のニーズを一社の250ccスクーターですべてカバーしようとする意欲的な展開です。

250ccスクーターのまとめ

今回は250ccスクーターをご紹介しました。
現在販売されている250ccスクーターは以上ですが、250ccスクーター以外に150ccや200ccなどのスクーターもありホンダのPCX150などは人気があるようです。
250ccスクーターは装備が充実しておりホンダのフォルツァはオーディオシステムまでついてます。それ故少々値が張るのですが、ライバルとの差別化を図るためどうしても付加価値を重視するあまり高価格にならざるをえないのでしょう。
しかしそれだけ国内オートバイメーカーが力を入れているのが250ccスクーターです。一社で複数の250ccスクーターをリリースしているバイクメーカーもあり、幅広いニーズに応えた車種をラインナップし、市場で優位に立とうとする各社の戦略が見えてきます。

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