進化したスポーツスターシリーズのハーレー883をご紹介!

ハーレーのスポーツスターと言えば、アメリカンバイクでありながらスポーティーさを持っている細身のボディが特徴です。ハーレーの中でも排気量の小さい小柄なバイクが883です。今回はハーレーの2016年モデルの883をご紹介いたします。

ハーレー スポーツスター883とは

ハーレーダビッドソン スポーツスター(Sportster)とは、アメリカのオートバイ製造会社ハーレーダビッドソンのシリーズ名です。
長い歴史があるハーレーの中では割と新参者で、1957年に初代スポーツスターを発売して以降、スポーティーな走りに重点を置いているモデルとなります。

スポーツスターファミリーはハーレーの中では重量も軽く、シート高も低いため、ハーレー初心者や女性にも扱いやすい仕様とされています。
また、自動車教習所の大型自動二輪車教習では、ハーレーならこの車種を教習車として使うところも多くあります。

ハーレー XL883N 2016年モデル

ハーレーのスポーツスターシリーズは現在は883ccモデルと1200ccモデルが製造販売されています。
今回は883㏄のハーレー スポーツスターXL883N アイアン883というモデルをご紹介します。

ハーレーXL883N、どこが進化した!?

ハーレーの2016年モデルからXL883Rというモデルがラインナップから消えました。
そのことでスポスタファンからは「スポーツスターらしさが失われた」という嘆きの声が多く聞かれましたが、グレードアップをはたしたハーレーのアイアン883が新たな正統後継者として名乗りをあげた格好になりました。

ハーレー アイアン883

アイアン883は“もっともスポーツスターらしいスポーツスター”として注目を集め、細身のスポーツスタータンクにフロント19・リア16インチという足まわり、引き締まったナローフォークなど、半世紀以上も紡いできたスポーツスター本来のスタイルを残す唯一のモデルとなりました。

2016年アイアン883モデルの開発責任者を務めたハーレーの日本人デザイナー・ダイスナガオ氏曰く「アイアン本来の美しいスタイルはそのままに、物足りなかった走行性能を高める仕様へとアップグレードした」という新型アイアン883。
まずはその変更点を見ていきましょう。
注目ポイントは、サスペンションとホイール、シートの3点です。

ホイールとサスペンション

まずはホイールとサスペンションについて2015年モデルと比較してみましょう。

フロントホイールとフロントサスペンション

フロントホイールはこれまでの13スポークから9スポークとなりました。
剛性を落とすことなく軽量化を実現し、1970年代のカスタムシーンに見られた9スポークがスポスタの伝統を受け継いでいる雰囲気を生み出していますね。

リアサスペンション

これまでアイアン883の弱点とされてきたサスペンションは前後ともバージョンアップしました。
ローダウンモデル特有の短いストロークながら、以前のノーマル仕様とは比べものにならない能力を発揮するほどに進化しています。

サスペンションの変更に伴って、乗り心地が格段にアップしているようです。
短いストロークのサスペンションではできることに限界はあるものの、開発プロジェクトに携わったハーレーの日本人デザイナー ダイスナガオ氏が言うとおり、「この低い車高でもしっかりとバンクさせて走れる、ライディングプレジャーを備えたスポーツスターを目指した」ということは明らかなようです。

シート

サスペンションの動きをサポートするのが新設計のソロシートです。
カスタムスタイルを印象づけるタック&ロールデザインのシートは非常に柔らかい素材でできていて、サスペンションとともにライダーへの衝撃を吸収する役目を担っています。

その他にもタンクのデザインが変わっています。

タンクデザイン

アメリカでも限られた企業だけが使用を許される国鳥ハクトウワシがグラフィックに加わりました。
テーマは『アメリカーナ』で、ハーレーダビッドソン=アメリカを代表する存在であることを強調するデザインになっています。

様々な変更点があったXL883N アイアン883ですが、そのスペックや価格はどうなっているのでしょうか。

ハーレー2016年モデルの883のスペック

次はXL883N アイアン883のスペックと価格を見ていきます。

ハーレーダビッドソン XL883N

スポーツスター XL883N アイアン

全長/2,215mm、全幅/850mm、全高/1,140mm
ホイールベース/1,515mm、加重時シート高/775mm、車両重量/256kg

エンジン型式/Air-cooled, Evolution
排気量/883cc
フュエルタンク容量/12.5L

フロントタイヤ/100/90 B19 M/C 57H
リアタイヤ/150/80 B16 M/C 77H

■メーカー希望小売価格(消費税込)
[モノトーン] 119万円
[ハードキャンディーカスタム] 121万2,000円

2016年モデルのグレードアップは価格アップにもつながりましたが、迷わず最新モデルをオススメする方が多いです。
価格がアップし、費用をかけただけのメリットが2016年モデルのXL883Nには確実に存在するのだそうです。

ハーレー2016年モデルの883の試乗インプレッション

ここで2016年モデルの883の試乗インプレッションの評価や感想を紹介したいと思います。
進化した883の乗り心地はどうなのでしょうか。

XL883Nの走行動画

静かでありながら、ハーレーらしさを忘れない三拍子サウンドと軽快な走りがたまりませんね。

試乗ライダーは田中 宏亮さん
「走り出してまず驚かされるのは、フューエルインジェクションのセッティングの良さだ。本来の性能を考えるとまだ引き出しきれていないパワーが内包されているが、ノーマル状態でここまで引き上げられているところにカンパニーの努力のあとが見えるよう。さらなる驚きは、前後サスペンションの仕事ぶりだ。以前のモデルとは異なり、そこそこのスピードで走っていても多少のギャップ程度なら問題なく受け流してくれる。」
とこのように評価されています。

さらに田中氏は
「シートは好みが分かれるところだろう。加速時や発進時、その素材のやわらかさから体がグンと沈み込んでしまうのだ。これによってサスペンションやスイングアームに負荷がかかり、走っていて小さくない違和感を覚える。クッションのような素材が用いられるアメリカのマッスルカーに見られるカルチャーからの発想と思われるが、あともう少しコシのあるシートだと良いのでは?と勝手なことを思った。」
とも評価されています。

そして田中氏は
「しかし今回の新型アイアンは、スポーツスターの名に恥じない性能をひっさげて再登場をはたした。確かにタイトなコーナーではカンタンにバンクセンサーを擦ってしまうし、ローダウン化したアイアンはクルーザー色を強めている印象だった。しかし目の前にいたアイアンは、スポーツスター本来の“ライディングプレジャーの追求”を受け継ぎ、自身の身をもってより良いバイクへ進化しようとしている。」
とXL883Nの評価を締めくくりました。

長年、ハーレーの試乗インプレッションを書いてきた方だけあって、グレードアップや小さな変更点もしっかりと評価されておられました。
乗り心地に関してはどのバイクでももちろん好みが分かれます。ですが、今回のハーレースポーツスターXL883Nは一味も二味も違っていることは明らかなようです。

ハーレー883についてのまとめ

いかがでしたか。

2016年モデルの883は古き良きハーレーのスポーツスターシリーズの伝統をしっかりと受け継いだ一台になっていましたね。
コンパクトであることから、小柄な女性ライダーにも乗りやすく、価格もほかのハーレーと比較すると安めの設定になっているのがうれしいですね。

ハーレーが欲しいけど、大きいバイクはちょっと…という方は、一度試乗しに行ってみてはいかがですか。
883の足つき性の良さや軽快な乗り心地は癖になること間違いなしですよ。
素敵なハーレーライフ、ハーレーデビューに883、いかがですか。

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