ハーレーにはいろんなオイルが使用されているって知っていますか?
2016/04/25
ゴンタ
オイルはハーレーにとって、とても重要な役割を持っています。大事な愛車ハーレーを長く乗り続けるために、目安距離でのオイル交換をしましょう。そこで、今回はオイルの役割やハーレーのオイル交換の時期、オイル交換をしないと、どうなるのか?などをまとめてみました。
オイルはバイクにとって、とても重要な5つの働きをしています。
きちんとオイルが役割を果たせるように、目安を守ってオイル交換をしましょう。
潤滑…金属同士の摩擦を和らげ、摩耗や溶着を防ぐ。
冷却…エンジンの燃焼熱や摩擦熱を運び出す。
洗浄…金属の摩耗で発生した金属粉やブローバイガス、酸化したオイルなどを取り込む。
密封…シリンダーとピストンリングの僅かな隙間に油膜を張り、ガス漏れを防ぐ。
クッション…各部品の運動による衝撃を油膜で和らげる。
オイルは、ハーレーの燃焼熱や摩擦熱によって高温になり、酸化していきます。
そして、酸化したオイルはサラサラの液体になり、綺麗な油膜を張れなくなるので、上記の5つの役割を果たせなくなります。
オイルの働きはハーレーにとって、非常に重要ですので、きちんとオイル交換をしましょう。
ハーレーのオイルは、3箇所に分かれていて、それぞれにオイル交換の時期があります。
※スポーツスターファミリーは、エンジンオイルとミッションオイルの2箇所のオイル交換のみ。
3000kmに達していなくても、秋と春にオイル交換をしましょう。
過酷な暑さの夏を超えたオイルは、傷んでますし、冬は、外気温とエンジン内で温度差が発生し、内部で結露が起こり、オイルに水分が入ってしまっている可能性があります。
よって、秋と春の2回がオススメです。
ミッションオイルは、容量が少ないため、少し漏れただけでもオイルレベルが下がってしまいます。
ときどき、オイル量のチェックをするようにしましょう。
プライマリーオイルは、ダイレクトにクラッチに関係してきます。
使用するオイルの粘度によって、クラッチの切れが変わってしまいますので、指定のオイル使用がオススメです。
ハーレーのエンジン内では、ガソリンを燃焼したり、金属同士が凄い勢いでぶつかり合った摩擦熱などで、非常に高温になっています。
ここで、重要なのがオイルの働きです!
もし、オイル交換をせずに乗り続けていたら、オイルは汚れきったうえ、酸化してサラサラになり、綺麗な油膜を作ることが出来ず、途切れ途切れの油膜になってしまいます。
【最悪の場合は、エンジンのオーバーホール!!】
そうなってしまうと、エンジン内は非常に高温になり、金属部品も綺麗に潤滑できず、削り合ってしまいます。
その金属粉は、エンジン内に溜まっていき、オイルラインに詰まってしまったり、最悪の場合、エンジンが焼け付いてしまいます。
また、エンジン内が高温になり過ぎて金属部分に歪みが出てしまい、何回修理してもオイルが滲むという事態にもなってしまいます。
ハーレーは、ミッションオイルも高温になります。
エンジンオイル同様、古くなったオイルが役割を果たせない状態になってしまうと、綺麗に潤滑できず、ギアの入りが悪くなり、通常より早く削れていってしまいます。
プライマリーオイルは、ダイレクトにクラッチに関係してきます。
オイルが古く、役割を果たせない場合、クラッチのキレが悪くなったり、滑ったり、ニュートラルに入りにくい等の症状が出ます。
劣化度合いは少ないと言えますが、どんなに高性能エンジンオイルでも使用しているとその性能は徐々に低下していきます。
エンジン内部をきれいに保つなどの理由により、3,000kmまたは6ヶ月ごとの交換をお勧めしています。
一般道の走行の方が劣化は早いです。
高速道路を制限速度内の一定速度で走行しているときは、エンジンオイルの温度も特別高くならず、エンジンオイルにとって特別過酷とは言えません。
※但し、過度な高速走行はエンジン温度を上昇させるため過酷です。
一般道路のストップアンドゴーの繰り返しは、むしろ過酷です。
オイルだけが、故障の原因ではありませんが、愛車のハーレーを長く乗り続けるためには、オイル交換は非常に重要です。
目安時期でのオイル交換は、きちんとしましょう。
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