絆が深まること間違いなし！バイクの二人乗りをもっと楽しもう

街中でも良く見かけるバイクの二人乗り、皆さんは経験がありますでしょうか。

漫画やドラマなどでカップルがバイクの二人乗りで海辺を走るシーンを見て、「いつかは自分も！」と思った人も多いのではないでしょうか。

ですが、十分な知識がないとバイクの二人乗りは危険なものとなります。

ここではバイクの二人乗りについて色々とご紹介していきたいと思います。
知識を身につけてバイクの二人乗りを楽しんでください！

自動車であれば免許を持っていれば同乗者を乗せて運転することが出来ますが、二輪車免許を持っているからといってすぐにバイクの二人乗りが出来るわけではありません。

二輪車免許を取得してから1年経ってようやく一般道で二人乗りが出来るようになります。
また、高速道路では免許後3年を経過した20歳以上の方が126cc以上のバイクに乗っている場合に二人乗りが可能となります。

自動車に比べると条件が厳しいですが、バイクの二人乗りはそれだけ危険を伴うということですね。

中には「毎日乗って運転になれたから1年待たなくても二人乗りをしよう」と考える人がいるかもしれませんが、白バイ隊員にバレる可能性が高いそうです。

実際に白バイ隊員に「運転の仕方や動きで分かるよ」と言われバレたという声がありました。

なお、上の条件に違反してバイクの二人乗りをした場合には、１０万円以下の罰金が科されます。
（反則金は１万２，０００円、点数は２点となります。）

また、首都高の一部区間では二人乗りが禁止されていますので注意が必要です。

それでは実際にバイクで二人乗りをする際にライダー、同乗者それぞれが注意すべきポイントをご紹介します。

・発進時はクラッチを丁寧かつ素早く繋ぎ、アクセルを多めに回す。

二人乗りでは同乗者の重さが増しますので、発進・加速する際に必要なパワーも大きくなります。そのため、一人で乗るときよりもエンストや発進時のもたつきなどが起こりやすくなりますので注意が必要です。

・ブレーキの操作は早めかつ丁寧に。

同乗者の重量が増えるとブレーキをかけてからバイクが止まるまでの時間が長くなります。
ですので、いつもより早めにブレーキをかけることと、同乗者が前につんのめらないよう丁寧なブレーキングを心がけましょう。

・ニーグリップはしっかり。

二人乗りだと同乗者の動きによりライダーの上半身とバイクがぶれやすくなりますが、タンクを膝でしっかりと挟むことでブレを防止ことができます。

ブレを防止することで同乗者も安心できる落ち着いた運転になります。

・定期的な休憩を。

バイクの二人乗りで長時間走っていると同乗者が眠くなることがあります。
これは落下する可能性が高くとても危険です。

高速道路など長時間走り続ける可能性のある時には定期的な休憩を心がけましょう。

・ちゃんとしたヘルメット、グローブを用意する。

バイクの二人乗りはライダーよりも同乗者の方が危険です。
例えば、バイクが転等した場合にライダーは事前に察知できますが、同乗者は殆ど判らないまま転等してしまいます。
そのため、同乗者は「半キャップ」ではなく少なくともジェットヘルメットのようなヘルメットを装着しましょう。

また、グローブをすることで事故時のケガや手の凍えを軽減することができます。

・ライダーと同じように動く。

例えばライダーが左に曲がろうとする場合、ライダーは左に体を倒しますが、この時、同じように倒れるようにしましょう。
ここで怖いからといって体を起こしてしまうと、バイクのバランスが崩れて転倒する危険性があります。
ライダーにカラダを密着することで怖さを軽減することができますのでお試し下さい。

また、ヒザでライダーを挟むようにすると体が安定し速度や左右の旋回に対応しやすくなります。

バイクの二人乗りについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

風を切って走る爽快さはバイクならでは。
バイクだからこそ感じられる楽しさを安全に楽しむために十分注意して二人乗りをしてください。