カワサキの250TRってどんなバイクなのでしょうか?その魅力とは?
2015/10/30
sato0627
それまでのカワサキSSシリーズの血を受け継ぎながら2スト3気筒のトップセールスを守り続けたカワサキKH400!KH400の性能や中古市場などに注目してまとめてみました。是非これからカワサキKH400の購入を検討されている方は参考にしてください!
カワサキKH400
中型限定免許制度が導入される以前の中間排気量車は、350ccが一般的でしたが、1974年1月、カワサキは他社に先駆けて 350SS のボアを4mm拡大し 400cc 専用モデルの 400SS を発表しました。
1976年、カワサキは販売を継続する全ての2サイクル・3気筒シリーズを中低速が重視された“KH” シリーズに変更しまし た。
カワサキのKHは90cc,125cc,250cc,400cc,500ccの5車種のシリーズからなっており、いずれも2ストロークエンジンを搭載するオンロードタイプのバイクである。
中でもKH400は1975年12月に発売。それまで販売されていた400SS MACH IIの名称変更モデル。最終型は1979年モデルで、1980年2月まで生産、販売は1982年まで続いていた。
80年代に入ると圧倒的に4ストモデルに人気が集中、カワサキ400ccの主流もZ400FXに移行していたが、貴重な2スト3気筒のトップモデルとして、KH400はしっかりマッハの血を受け継いでいた。
まずはカワサキKH400の性能を見ていきましょう。
カワサキKH400 1977
カワサキKH400は元々の400SSからの流れを受け継いでおり、空冷2スト・ピストンバルブ並列3気筒、出力38ps(28.0 kw)/7000rpm、最大トルク3.9kg・m(38.2N・m)/6500rpmを162kgの車体で発生させていた。
ちなみにカワサキ400SSは出力42馬力、最大トルクは4.32kg-mとKH400のそれよりも大幅に高い性能を持っていたが、KH400の性能は最高出力の自主規制による吸排気系のデチューンの結果である。
カワサキ400SS
・400SS MACH Ⅱ(1974)
エンジン: 空冷2サイクル並列3気筒ピストンバルブ
排気量: 400cc
最大出力 42ps/7000rpm
最大トルク 4.32kg-m/6500rpm
燃費: 32Km/L
変速機: 5段
タイヤサイズ: 3.25-18(前)/3.50-18(後)
乾燥重量: 159kg(乾燥)
タンク容量: 14L
カワサキKH400
・KH400(1976)
エンジン: 空冷2サイクル並列3気筒ピストンバルブ
排気量: 400cc
最大出力 38ps/7000rpm
最大トルク 3.90kg-m/6500rpm
燃費: 39Km/L(30Km/h走行時)
変速機: 5段
タイヤサイズ: 3.25-18(前)/3.50-18(後)
乾燥重量: 162kg(乾燥)
タンク容量: 14L
カワサキKH400
KH シリーズに名称を変更した時に、最高出力が落とされ350SS 初期の頃のクレージーさは完全に消え失せ、誰でもが気負うことなく楽しめるマシンへと変わりました。
しかしKH400 になって穏やかな特性になったとはいえ、ビギナーにとっては決して乗りやすいバイクではなかったでしょう。400SSの頃の別名じゃじゃ馬気質までも受け継いでいたのですから。
実際に乗車してみると分厚く固めのシートは安心感はあるものの、安定性の面では?な部分があり、軽いキックでエンジン始動するとかなりの爆音。
しかし7000rpmを超える頃の心地よい排気音。たぶんこれが一番の魅力なのでしょう。
そしてKHシリーズからラインナップされたカワサキカラーであるライムグリーンのカラーリング!!これに魅了されている方も多い事でしょう。
カワサキKH400
さて次はカワサキKH400の中古市場価格をみていきましょう!
走行距離や車両の状態にもよりますが市場では概ね50万~130万ほどが多いようです。
中にはフルレストア車両で200万の値段もつく車両もありました。
カワサキKH400エンジン
ある程度の状態の車両を購入して自分でコツコツ直して乗り続けるのもこの時代のバイクの楽しみではないでしょうか?
KH400 数年放置 意外とあっさり始動
実際にカワサキKH400の中古を探すなら下記のサイトが全国規模で探せるのでよいかと思います。
・Webike http://www.webike.net/shopping/
・Goobike http://www.goobike.com/index.html
・BikeBros http://www.bikebros.co.jp/
1.ゴムパーツ:フューエルホース、キャブのインシュレーター等。
2.キャブレター:アイドリングが安定しない、吹けが悪い等無ければ必要ありませんが、ニードルバルブ、パッキン類は交換した方が可。
3.外装:ほぼ欠品ですので、中古購入の際に程度のいいものを選ぶほうがよいでしょう。
4.足回り:リアショック、フロントフォークはオイルシールのヒビ、オイル漏れ、インナーパイプのサビを確認しましょう。オイル漏れの場合はシール交換が必要となります。
5.エンジン:お店でエンジンを掛けさせてもらい、異音が無いか、キレイに吹けるか確認してください。エンジン掛けさせてくれないようなお店はあまり信用できませんね。試乗ができれば一番ですが。もし、試乗できた場合、ハンドルが振られないか、ブレーキがちゃんと利くか確認しましょう。
スロットルもひねってちゃんと戻るか、重くないかもみましょう。
カワサキKH400
いかがでしたでしょうか?
カワサキKH400の性能や中古市場などについてまとめてみました。
長きにわたり愛され続けているバイクKH400。
それだけ魅力に溢れるバイクです。
是非自分だけのKH400を見つけてください!
カワサキKH400
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