こんな時はどうすれば!?バイクのパンクについてまとめてみました
2016/05/08
みーこ11
バイクのレギュレーターって知ってますか?バイクのどこにレギュレーターというのがあるのでしょうか?自分でバイクを一度や二度、バラしたことがある方なら目にしていると思います。ただ、どんな形の部品で、何の役目をしているのかは知らないのでは?ここで知ってください。
一般的にレギュレーターと呼ばれますが、正確には「レギュレート・レクチファイア」という名前のパーツで、整流と電圧制御を受け持っています。整流はレクチャファイアでが行い、電圧制御はレギュレーターが行っています。これらを総称して「レギュレーター」と呼ばれています。
バイクのレギュレーターの役割の図
バイクのレギュレーターは小さく目立たないところにある部品ですが、なくてはならない部品でもあるのです。目立たないだけに、レギュレーターが故障の原因とすぐに気づかない場合もあります。
バイクのレギュレーターの寿命ですが、1年や2年ではそうそう壊れない部品です。が、車種によっては元々から弱いものだったりするものもあり、中には半年で2回も壊れる例もあります。これは極端だと思いますが、定期的に点検することをオススメします。
バイクのレギュレーター点検
レギュレーターが故障しているかどうか点検するには写真のように、抵抗値の測定、電圧降下の測定を行ないます。計測器がない場合はバイク屋さんなどで点検を頼みましょう。
バイクのレギュレーターの故障原因で多いのは熱によるもの。元々レギュレーターは熱を持ちます。なので本体にフィンがついて放熱するようにしています。しかし、装着場所によっては、エンジンの熱がこもるような場所に設置されていたりすると故障しやすかったりします。
また、バイクのレギュレーターの故障は大型バイクよりも中型バイクや小型バイクの方が多く見られます。その理由のひとつは大型バイクよりも、中型・小型バイクの方がエンジンを高回転で走るため、熱が多く発生し、その熱でレギュレーターが故障(パンク)という流れです。
ホンダVTR250のレギュレーター例
VTZの場合、熱源であるリアのエンジンヘッドの直後のシート下にレギュレーターが配置され、気流が滞る事で放熱が妨げられ熱破壊する可能性が高い例。またこのVTRからはヒートシンクも装着されていないので自作する人もいます。
レギュレーターが故障すると、バイクはどうなるでしょうか?レギュレーターの役割、働きから考えれて見ましょう。レギュレータが故障(パンク)すると、瞬間的には200ボルト以上の高電圧が流れます。こうなると以下のような現象が発生します。
1.ヒートシンクを取り付ける
主にメーカーがこの方法をとっています。個人でヒートシンクを取り付けるのは難しいですが、熱伝導率の高い銅版などをレギュレータとフレームの間に挟み込めば、放熱面積も広げる事ができますね。表面積を増やすと更に放熱効率が上がります。
2.強制冷却ファンを取り付ける
冷却を自然対流に頼らず、強制的に空気を吹き付けて放熱効率を上げます。冷却ファンの取り付けスペースと電装系への加工が必要となりますね。原理はCPUクーラーと同じ要領です。
3.外気を取り入れるダクトを取り付ける。(最も効果的です)
新鮮な外気をシートカウル内に取り入れてレギュレータの冷却効率を維持するわけです。ダクトの設置場所さえ良ければヒートシンクや冷却ファンによる補助は必要なくなってしまう程の効果が期待できるでしょう。
バイクのレギュレーター自体の交換は非常に簡単です。車種にもよりますが、基本的には固定しているネジと配線のカプラーを外せば取り外せて、新しいレギュレーターを取り付ける。それだけです。設置されている場所によって手間のかかり方は変わりますが。
バイクに装着されているレギュレーターを見つける
写真のように取り付けられています。これを取り外すのはそう難しくはないです。ただ、設置場所によっては面倒な場合はあります。
新しいレギュレーターを取り付ける
古いレギュレーターを外したら、新しいレギュレーターをそのまま取り付けるだけです。取り付けも簡単です。もし、故障したら、ご自身でやってみてください。
バイクのレギュレーターは大事な部品です!
いかがでしたか?ぜんぜん知らなかったレギュレーターを詳しく知ることができたのではないでしょうか?また一度、自分のバイクにはどこに設置されているのか確認し、定期的に点検することをオススメします。
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