2016/01/26
ハイマウンテン
通勤や通学の足として大活躍する原付バイク。車体や維持費が安いのが原付バイクの良さでもありますが、安全装備もかなりコストダウンされている印象。その中でも、ヘッドライトが暗いのは致命的ですね。安全に運転するためにも、ヘッドライトのカスタムをしてみてはいかが?
原付のヘッドライト、暗い
なぜ原付バイクのヘッドライトはこんなにくらいのでしょう
夜道を照らすヘッドライト。バイクや車、自転車など、乗り物には不可欠の装備です。
でも、原付バイクのヘッドライトはとにかく暗いのです。
昼間は言わずもがな、夜間でも点いているのか消えているのかわからないほどです。
球切れかと思って、思わず原付のヘッドライトを覗き込んだという原付ユーザーは多いのではないでしょうか?
どうして原付のヘッドライトはこんなに暗いのでしょうか。
バイクの発電機
原付バイクには、オルタネーターと呼ばれる発電機が搭載されている
原付バイクで、ヘッドライトを点けたりさせるために使う電力は、主にバッテリーから供給されます。
そのバッテリーを充電するための電力は、オルタネーターと呼ばれる発電機で発電されています。
原付は、エンジンが小さく出力も弱いため、オルタネーターの発電能力も低いのです。
そのため、電力を多く消費する、ワット数の高い電球を使うことができないのです。
原付バイクのヘッドライトには、大きく分けて2つの役割があります。
周囲を明るく照らすヘッドライト
ヘッドライトで周りを照らすことで、危険を発見できます
なんといっても大切な、原付のヘッドライトの役割は、自分の進行方向を照らすということ。
道路の形状がどうなっているか、標識や標示になにが書かれているかを認識し、歩行者や障害物を発見し、安全に道路を走るための大きな役割です。
原付のヘッドライトが暗いと見える範囲も狭まり、結果的に見落としなどが発生しやすくなります。
特に、路面の落下物などを見落とすと、転倒したりする危険もある原付バイク。
周囲を照らす性能は重要ですよね。
原付バイクのヘッドライト
周りから「見てもらう」役割は非常に重要です
周囲を照らす以上に重要なのが、自分の存在をアピールするための役割。
特に原付バイクは車体が小さいので、周囲から見落とされたりする危険があり、事故になるリスクも大きいのです。
一刻も早く周囲のクルマなどに自分を発見してもらい、自分の存在をアピールするというのが原付バイクのヘッドライトのもう一つの役割なのです。
その役割のためには、提灯程度の明るさでは遠くから見えませんし、アピールになりませんよね。
やはり原付バイクのヘッドライトには、一定の明るさというのが重要になってきます。
では、より安全に夜道を走れるようにするためにも、ヘッドライトを明るくカスタムしてみましょう。
そのためには、さまざまなアプローチがあります。
GE高効率バルブ
各社から高効率バルブが発売されています
原付バイクは発電量が少なく、使える電気の量も限られているので、単純にワット数を上げると電力不足となる可能性があります。
そこで、同じ電力消費量ながらより明るいという、効率の高さをうたったバルブを導入する方法があります。
もっとも簡単に、比較的安価に交換できるパーツといえるでしょう。
ただその分、原付のヘッドライトの明るさの変化は、さほど大きいものではないようです。
劇的に変化する!ということはありません。
原付バイクのヘッドライトのバルブの形式にはいくつか種類がありますので、お持ちの原付バイクに適合するものを選びましょう。
原付用HIDヘッドライトキット
HIDヘッドライトは明るさは抜群ですが、取り付けに若干に知識も必要
HIDはディスチャージランプなどとも呼ばれるヘッドライトの種類です。
とにかく明るい、というのが最大の特徴です。
明るさのわりに商品電力も少ないです。
ただ、装着するにはバルブの交換以外にも、付属するバラストと呼ばれるパーツなどを装着したり、バッテリーから直接電源を取るなど、知識が必要となります。
また、車種によっては取り付け場所が限られ、見た目などにも影響することがあります。
原付にも対応したLEDバルブ
最近流行してきているのが、低消費電力のLEDを使ったヘッドライト
LEDは消費電力が少なく、原付のヘッドライトにもってこいのパーツです。
最近はヘッドライトに使用するにも十分な光量の製品が出てきました。
取り付けも、バルブを交換するだけというような比較的簡単な商品も多くあります。
取り付け簡単なバイク用LEDヘッドライト
バルブを交換するだけという手軽さが魅力です
ただ、バイクの車種によってヘッドライトの電源が交流の物と直流の物があります。
LEDヘッドライトは基本的に直流です。交流の原付バイクの場合は、交流対応の製品を選ぶ必要があります。
見分け方は、キーをイグニッションオンにして(エンジンをかけない状態で)すぐにヘッドライトが点灯するのが直流、エンジンをかけて初めてヘッドライトが点灯するのが交流です。
毎日の通勤・通学を安心・安全にするためにも、ヘッドライトを明るくカスタムしてみましょう!
きっと今まで何もしなかったことを後悔することでしょう。
ただ、他の迷惑にならないように、光軸の調整はしっかりやってくださいね!
光軸チェック
壁に照らすなどして、光軸をチェックしましょう
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