あなたのバイク、長く乗るためにはオーバーホールが絶対必要です!
2016/09/23
kuma10
キャブの調子は悪くないですか?何度セッティングをしても一向に良くならない症状に悩んでいませんか?そんな時は一度オーバーホールをしてみませんか?今回はキャブのオーバーホールに関する情報をまとめてみました。目安、注意点、作業などキャブのオーバーホールを解説します。
今回はキャブのオーバーホールに関する情報をご紹介していくのですが、そもそもキャブって何なのでしょうか。
まずはキャブがどういうものなのかをご紹介します。
キャブとはキャブレターの略称で、ガソリンを霧状にして燃えやすい状態を作り、空気と混ぜるパーツのことです。
ちなみに最近では、コンピューター制御でガソリンを噴射するフューエルインジェクションという装置が増えてきているため、キャブ車を目にする機会が減ってきています。
キャブレターには理想の空燃比というものがあり、その空気とガソリンの比率の理想とされているのが低中回転域…ガソリン1:空気14.5、高回転域…ガソリン1:空気12~13とされています。
実際に走行していると運転状態や気象条件で若干異なってきますが、この割合を目安にガソリンと空気を混ぜるように調整します。
キャブは負圧式が一般的で、エンジン内で空気と混じったガソリンが負圧によってエンジン内に吸い込まれ、アクセルを開けた際のスロットルバルブの上昇で、さらに空気が吸い込まれると同時にジェットニードルも上昇し、爆発力の高い大量の混合気がエンジン内に送り込まれる仕組みになっています。
キャブはわかりましたが、では、オーバーホールとは何なのでしょうか。
次はオーバーホールが一体どういうことなのかをご紹介します。
オーバーホールとは分解整備のことです。
キャブの内部には非常に小さな通路がたくさんあり、この通路の大きさなどによって混合気の比率を決めます。
つまり「キャブのオーバーホール」とは、気化器を分解整備することとなります。
では、どんな時キャブのオーバーホールをすればいいのでしょうか。
次はキャブのオーバーホールをする目安をご紹介します。
キャブのオーバーホールの目安は不動車は当然のことながら
・アイドリングが安定しない
・信号待ちでエンストする
・キャブからガソリンが漏れる
・エンジンの吹けが悪い
・加速中に息つきする
このような場合にオーバーホールをします。
キャブのオーバーホールはバイク屋に頼んでもいいのですが、自分でやっている人が多いのが実際です。
キャブを分解・組み付けする道具とキャブを洗浄するケミカル品を持っていればできるからです。
では、オーバーホールの際にはどんなことに気をつければいいのでしょうか。
まず、ケミカル品の選び方です。
整備士が口を揃えて言うのが「ケミカルはケチるな」です。
愛着あるマシンを長く乗るのであれば少し金額が張りますが、無用のトラブルも避けられる良質のケミカル品を選びましょう。
バイクを弄るなら道具は良いの使うのがオススメです。
「少しガタがあるけど回せればいい」という考えで作業をしているとネジを舐めてしまい、大変なことになります。
道具は手入れをしていれば長く使えるので、初期投資して高い道具を買っても損はありません。
最後に初めてのキャブのオーバーホールを紹介します。
大丈夫かな?パーツの名前わからないなと思っている方もいるとは思いますが、作業していけば覚えられると思いますので安心してください。
自分でキャブのオーバーホールを行う場合は、パーツを分解した際に、分解する前の全体写真と、パーツごとの部分写真を全て事前に携帯カメラなどで必ず撮影しておくことが大切です。
失敗するケースで一番多いのが洗浄ではなく、最後の組み立て工程です。
分解するのはどんどんはずせばいいので簡単なのですが、組み立てるにはどこにどのパーツを使用し、どこにどのネジをつけるのかを間違えないようにしなければいけません。
そのため、記録写真を残しておくことは大切な作業となってきます。
では、さっそくキャブのオーバーホールを動画で見ていきましょう。
細かく解説してくれるのでわかりやすいので参考にしてみてください。
キャブのオーバーホールのご紹介は以上です。
動画で見るとわかりやすくていいですね。
いかがでしたか。自分でもできそうだと感じましたか?
キャブのオーバーホールを自分でするには時間がかかりますが、バイク屋でやってもらうよりも格段に出費を抑えることができます。
しかし、オーバーホールがすんだらキャブのセッティングをする必要があるので、その工程も忘れずに行ってください。
エンジンの調子を決めるのはセッティング次第です。
オーバーホールの参考になれば幸いです。
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