スクーターの中でも人気シリーズ!スズキのアドレスをCHECK!!
2015/10/30
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通勤にも便利なシティーコミュータである、スズキ・アドレス110。第二種原付ということで、法定速度30km/hの制限がなく、最高速もかなり出ると思われます。今回は、スズキ・アドレス110の持つ動力性能を、最高速等、さまざまな角度から分析します。
スズキ・アドレスは2ストローク50ccでデビューした
スズキ・アドレスは、1987年に2ストロークの50ccスクーターとして販売が開始されました。車名の「Address」は「Add」(加える)と「Dress」(衣装)を掛け合わせた造語で、英語の「Address」(住所)と同じ綴りですが、意味は異なります。
アドレスV100は2ストローク100ccエンジンを搭載
アドレスV50Tune(アドレスのスポーツ仕様)をベースとして、1991年にアドレス初の第二種原付のアドレスV100が販売されました。お値段は199,000円でした。最高速も85km/h程度出るようです。
原型は1998年発売のアドレス110(2ストローク)
アドレス110という車名で販売されたのは、1998年の2ストロークスクーターまでさかのぼります。このときのアドレス110は、車体が大柄な上に、価格も高かったことから、不人気車となってしまいました。
結局、初代アドレス110は、アドレスV100との価格差が大きく、人気が出なかったため、2003年に一度生産が打ち切られました。
2015年、新生「アドレス110」として復活
初代アドレスV110の生産中止12年を経て、2015年3月19日より、4ストロークエンジンの新生「アドレス110」は誕生しました。4ストロークの空冷エンジンを積んでいます。
前章でアドレス110の歴史を振り返りましたが、ここでは、2015年新生・アドレス110について詳しく見ていきます。
新生アドレス110はSEPエンジンを積む!
アドレス110には、SEP(Suzuki Eco Performance)スズキ・エコ・パフォーマンスと呼ばれる4ストロークエンジンが採用されました。最高速の向上にも寄与するはずです。
SEPエンジンを簡単にご説明しますと、「軽い」「高回転」「強い加速力」「低燃費」をすべて満たしたエンジンということになります。
アドレス110のシートトランクはフルフェイスヘルメット+α
アドレス110mのシート下に配置されたトランクスペースは「20.6ℓ」。フルフェイルヘルメットと、小物まで収納することができます。
軽い、速い!アドレス110は通勤快速!
新生アドレス110の車体重量は97kg。60km/hで2名走行時の燃費は53.0km/Lと、大変優れた数値をたたき出しています。最高出力:6.7 kW〈9.1 PS〉/ 8,000 rpm、最大トルク:8.6 N・m〈0.88 kgf・m〉 / 6,000 rpmも、街乗りには十分ですね。
フロントはシングルディスクブレーキを装備
国内のスクーターには珍しい、14インチホイールを前後に装着。大変スポーティーな印象のアドレス110には、フロントにシングルタイプのディスクブレーキも装備されます。制動力も申し分ありません。
車体色は、「白」「シルバー」「黒」の3色から選ぶことができ、価格は205,200円となります。
第二種原動機付自転車とは、原動機排気量50ccを超えるものをいう!
第一種原動機付自転車として定義されている、原動機の排気量50cc(定格出力0.6kW)以下のものを除くもの、つまり、排気量50ccを超え、125cc以下のものを「第二種原動機付自転車」というんです。
乗るには小型自動二輪免許が必要
第二種原動機付自転車は、道路車両運送法での呼び名!「原付」とはいえ、運転するためには「小型自動二輪免許」が必要です。いわゆる「原付」免許で乗ると「条件区分違反」となり、見つかると検挙されますので注意が必要です。
アドレス110の場合は2,400円/年
所有者が居住する市町村に毎年納付する税金のことを「軽自動車税」とよび、排気量91cc未満の場合は2,000円、91cc~125ccの場合は2,400円が必要となります。
また、原付所有者は必ず「自賠責保険」に加入しなければなりませんが、この保険は原付車体にかけるもので、最長5年まで掛けることができます。ちなみに、1年単位での加入料は7,280円/年ですが、5年契約にすると3,466円/年となるので、5年契約がお得です。
購入時には任意保険にも加入を!
原付や自転車の事故も多くなっています。事故を起こすと、「免許停止処分」や「免許取り消し処分」などの行政処分以外に、賠償責任も生じます。任意保険には加入するようにしましょう。なお、任意保険の目安は、125ccバイクで約26,313円です。
アドレス110の一般道での法定速度は「60km/h」、最高速は?
アドレス110は、第二種原付となるため、一般道での法定速度は60km/hとなります。第一種原付の2倍ですね。60km/hであれば、自動車に追い抜かれる恐怖もあまりないと思われますが、気になるのはアドレス110の最高速ですね!ここでは、アドレス110の最高速を調べました。
バイク雑誌「モトチャンプ」2015年5月号に特集があった!
「モトチャンプ」というバイク雑誌の2015年5月号にアドレス110とDIO110の比較記事が掲載されていたようです。この記事によりますと、アドレス110の最高速は94.73km/h、DIO110の最高速は89.65km/hとあります。つまり、アドレス110の最高速は90km/hをオーバーしているのですね!
さらに、この記事では、アドレス110とDIOの最高速チャレンジと並行して0→50km/hのダッシュも行っていますが、結果は、新型アドレス110の5秒693に対し、新型Dio110は5秒454となっているとの事です。
新型アドレス110インプレッションがこちらでご覧いただけます
アドレス110の新車インプレッションです。残念ながら、最高速チャレンジはありませんが、車体詳細を説明されています。
こまめなメンテナンスを行い、アドレス110を快適に乗りこなそう!
アドレス110は、最高速90km/h超、燃費も優良なスクーターですが、日頃のメンテナンスが快適に長く乗るための秘訣ですね。ここでは、アドレス110のメンテナンスについてご説明します。
新車購入の場合、初回1,000kmで交換
初回は1,000km、以後は6,000kmでエンジンオイルを交換しましょう。また、オイルフィルターは初回1,000km、以降は18,000kmごとに交換が必要です。2ストロークエンジンと違い、オイル交換が必要ですので、バイクショップなどで交換しましょう。
最高速が落ちてきたら、もしかしてプラグかもしれません!
順調に最高速をキープしていても、突然速度が落ちてしまうことがあります。最高速が低くなってきたときは、点火プラグを確認してみましょう。「プラグレンチ」という専用の工具で取り外すことができます。不安であれば、ショップで診てもらいましょう。
最高速を維持するためにも、タイヤは重要
タイヤの山は定期的に目視点検を行う必要があります。90km/hの最高速をいつも出すことはありませんが、タイヤは命を乗せる大切な部品。こまめに点検しましょう。
バイクの最高速は「イザ」というときのための保険
いかがでしたか?
アドレス110の動力性能、最高速についてもお調べしてみました。最高速が90km/h出せるとはいえ、あくまで最高速は、イザというときの保険にすぎません。いつも最高速で走ることは交通違反になってしまいますので、速度は控えめに、交通ルールを守って走りましょう。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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