高いコストパフォーマンスを誇るSYM DD50は優秀なスクーター！

50ccバイクとしては、上級クラスの装備を搭載しながらも、同装備の国産バイクの約2/3の価格で販売され、人気がありました。

でもこのSYM DD50。初めてお会いしたような気がしないのですが・・・

それもそのはず。SYMは1962年より、ホンダの技術協力によってオートバイの生産を開始。1977年にはホンダの四輪車の生産をスタートさせるなど、日本のホンダと深い繋がりのある会社だったのです。2002年にホンダとの技術提携を解消、満を持して二輪車の日本市場に参入しました。

このような経緯から、SYM DD50は、エンジンや駆動系の仕様が、あのホンダのスーパーディオと大変似ています。あの日本の代表的なスクーターと中身はほぼ同じ、と思うとなんだか安心感がわきますね。

スーパーディオと中身は同じ、となればその性能にも期待ができます。

抜群の耐久性を誇る、空冷２サイクルセラミックコートシリンダーエンジン搭載。２サイクルならではの鋭い加速も楽しめます。

エンジンの最高出力は3.7kW(5.0ps)/8000rpm、最大トルクは5.3N・m(0.54kg-m)/6500rpm。

フロントブレーキには、優れた制動力を誇る大口径のディスクブレーキを採用し、安全面にもしっかり配慮しています。安全面といえば、ハイマウントストップランプ付きリアスポイラーで、後続車へのアピールもばっちり。

性能に直結するエンジンなどのパーツが、スーパーディオのものを流用できる、という所も隠れた人気の秘密のようです。

ではSYM DD50の性能について、ユーザーの声をみてみましょう。

　・この価格にしてこの装備・この性能は国産車では成し得ない
　・加速がよく、乗り心地も最高！！
　・エンジン特性は高回転型、中低速トルクは低いものの、ストレスなく走れる
　・リミッタ-なしの最高速７０キロオーバーは特質もの
　・燃費は国産４ストは勿論、国産２ストにも劣る
　・燃費は23キロ前後

といった声がありました。
燃費に関しては少し厳しい意見もあるようですが、総合的には、SYM DD250は悪い点を補って余りある魅力あるスクーターとして認識されているようです。

SYM DD50の人気の１つに、そのコストパフォーマンスの高さがあります。

しかも、前述のセラミックコートシリンダー、ディスクブレーキ、ハイマウントストップランプ付きリアスポイラー以外にも、サイドスタンド、キーシャッターなどの上級クラスの装備がついています。これは確かにお買い得！

2007年に生産が中止になったため日本ではやや知名度の低いSYM DD50ですが、意外にもハワイではポピュラーなスクーターのようです。

ハワイの街やビーチを駆け抜ける、SYM DD50。初心者にも扱いやすいということで、レンタルバイクとして活躍中です。

それでは最後にSYM DD50の気になるお値段をチェックしましょう！
新車と中古車のお値段はこちらです。

新車の価格（メーカー希望価格）
10万3950円

中古車の価格相場
2万5000円〜10万8000円

となっております。

今回の記事では、SYM DD50の魅力についてまとめてみました。

台湾製のバイクといえども、その設計や仕様には日本の技術が詰め込まれていました。
特にホンダファンにとっては、消えてしまった２ストロークスクーターの再来、とも言えるSYM DD50が気になっている方も多いのでは？
そして輸入車なのに、メーカー保証１年つきというのもうれしいところです。

SYM DD50が気になっている方に、ぜひ参考にしていただければと思います。