2016/01/12
amunejia
ブレーキシューをご存知ですか?ブレーキパッドは聞いたことないですか?あれはディスクブレーキなのでちょっと覗けば見えますが、ブレーキシューは隠れていて見えないものです。気づかないので交換もおろそかになりがち。ブレーキの効きが悪いと思ったら交換を考えましょう。
制輪子(せいりんし)またはブレーキシュー(英語: brake shoe)は、ブレーキ装置の一部で、自動車のドラムブレーキや鉄道車両の踏面ブレーキ、自転車のブレーキなどに用いられて、対象とする物体に押し当てて摩擦により制動力を得る部品である。 ディスクブレーキにおいては、同様の部品をブレーキパッドという。
自動車やバイクでは主にリアブレーキに使われていますね。最近の車やバイクはディスクブレーキに変わってきていますが、まだ車なら商業車だったり、バイクならスクーターなどではまだまだ使われているブレーキシステムです。
自動車の後輪のブレーキシュー(赤枠内)
自動車の後輪を外し、ブレーキドラムを外すとブレーキシューが出てきます。このブレーキシューがブレーキドラムと摩擦して制動力を生みます。
スクーターのブレーキシュー
後輪を外すとブレーキシューが出てきます。ディスクブレーキと違いブレーキシューを使うドラムブレーキはこのようにタイヤまで外さないと交換が出来ないのでちょっと大変です。またここまでしないと見えないので交換時期をみるのも一苦労ですね。
自転車のブレーキシュー
これはよく目にしますね。そしてこれだとどれだけブレーキシューが減ったかなどもよくわかります。交換も簡単ですね。ただ、車やバイクとはちょっと構造が違います。どちらかというとディスクブレーキのブレーキパッドの様です。
バイクのブレーキシュー交換は、ディスクブレーキのブレーキパッドの交換よりも大変です。なぜならドラムの役割をしているリアタイヤを外さないとブレーキシュー交換が出来ないからです。なので、ついついブレーキシューの交換を忘れがちになります。気をつけてくださいね。
スクーターの場合のブレーキシュー交換風景
スクーターの後輪を外すとこのようにブレーキシューが出てきます。ちなみに後輪のホイールがドラムの役割をしています。ですのでブレーキシューを交換するには後輪を外さないと交換できません。スクーターならまだ片持ちの構造ですからリアタイヤは外しやすいですね。
バイクの場合のブレーキシュー交換風景
バイクのブレーキシュー交換はスクーターよりも困難です。リアならチェーンを外しシャフトを抜いてリアタイヤをよっこいしょと降ろさないといけないからです。フロントもドラムブレーキのバイクがあります。前後とも交換となるとかなりの労力になります。
ブレーキシュー交換の目安ですが、ブレーキパッドと違い外側から見えないので目安がわかりにくいと思いますよね。車なら大体5万キロで交換と言われています。バイクは下の写真のように、分解して見なくても交換目安がわかるようになっています。
ブレーキシュー残量点検
ブレーキシューはディスクブレーキのブレーキパッドと違い、分解しないと残量がわかりません。車なら5万キロ走れば交換などの目安がありますが、気になる場合は早めにこのように点検されるこをおすすめします。
バイクのブレーキシュー交換の目安
あるバイクのドラムブレーキの写真です。ホイール側に三角の印があります。ブレーキを踏むと手前側のブレーキアームがこの三角の印に近づきます。この距離でブレーキシューの減り具合を見ます。合わさったときが交換の時期ということです。
ブレーキシュー交換の値段ですが、自分でやるならブレーキシューだけの値段で出来ます。しかし、構造上、ショップなどの任せることが多いと思います。では、どれくらいの値段でブレーキシューが交換できるのでしょうか?
とあるショップの工賃を調べてみました。
ブレーキシュー交換 フロント 2,000円 リア 3,000円う
ブレーキパッド交換 フロント ダブルキャリパー 2,000円 リア シングル 1,000円
こんな感じです。シューの方が高いのは面倒だからです。
ブレーキシューの値段
ブレーキシュー自体の値段は車種やブランドで変わってきます。大体1000円程度からあります。バイクのブレーキシューだと、安いので800円程度、レース用などの高いものだと3000円以上するものもあります。
ブレーキシュー交換のまとめ
いかがでしたか?ブレーキシューについて、いろいろ分かっていただけましたか?車だと大変ですが、自転車なら自分で交換するのは簡単なのでやってみてください。バイクも、やろうと思えばやれますね。しかし、重要な安全パーツですから、くれぐれも気をつけてくださいね。
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