スーパーカブはホンダを不動のオートバイメーカーにした2輪だった!
2016/02/10
鼓太郎
世界最多生産・販売台数を誇ると言われるスーパーカブ。通勤通学に、配送輸送用にと、もはや見かけない日は無いかもしれないほどあちこちで街中を走り回っています。そんなスーパーカブの心臓ともいえるバッテリー。そのバッテリーについて色々まとめてみました。
誕生以来、圧倒的な販売数を誇るスーパーカブ
スーパーカブは1958年に販売開始されたC100のカブとして始まるシリーズで、世界最多量産の二輪車であり、同時に世界最多量産の輸送用機器であると言われています。ご存知の通り、郵便配達の赤いスーパーカブや、その他配送・個人ユーザーを合わせてこれまで累計で8,700万台が生産されており、スーパーカブを見かけない日は無いのではないかというくらい私たちのバイクライフに身近なバイクの一つです。
これだけ生産・販売台数が多いなら、それに伴うパーツ部品や消耗品など、さぞや多く流通して消費されているのでしょうね。
今回はそんなスーパーカブの消耗品の中の一つであるバッテリーをピックアップしてあれこれとご紹介したいと思います。
スーパーカブは、耐久性が高くて低燃費な自然空冷49cc4ストロークSOHC(初期はOHV)単気筒エンジンを搭載しており、自動遠心式クラッチを組み合わせた変速機とチェーンドライブで後輪を駆動します。この自動遠心クラッチによりハンドレバーでのクラッチ操作が不要になり、日本の自動車運転免許制度では自動二輪車のオートマチック限定免許でも運転できることになっています。
このハンドクラッチレバー不要の自動遠心式クラッチ、なんでもホンダ創始者の本田宗一郎氏が「蕎麦屋の出前が片手で運転できるようなバイクを作れ」と言ったとか言わないとかで開発されたという、結果左手のクラッチレバーをシフトペダルに移したいわゆる「シーソーペダル」が特徴ですね。
乗りやすさで先を行っているスーパーカブですが、メンテナンスのしやすさも特徴的です。エンジンオイルやバッテリー、チェーンの潤滑油、ブレーキチェックなど基本的なメンテナンスさえしておけば持ち前のタフさで、長い付き合いができるのもスーパーカブの良さの一つです。
それではメンテナンスで敢えて気になるとしたらエンジン始動に必要なバッテリーかな、ということでもしもの時の予備としていくつかスーパーカブのバッテリーをご紹介しましょう。
寒い冬場はなにかとバイクでのお出かけもメンテも"冬眠状態"になりがち。そんな場合はバッテリーが弱っている事も多く心配です。ウィンカーが点滅しない、ホーン(クラクション)が鳴らない、鳴りにくくなった、などの症状が出たしたらバッテリー交換時期が来ているかもしれません。
ということでバッテリー交換の方法ですが、本当は販売店やパーツ用品店で施工してもらうのがベストなのですが、スーパーカブでは自分でも意外と簡単にできてしまうのでそのやりかたをご紹介します。
スーパーカブのバッテリーはシート脇のカウルについているネジを外すと出てきます。
カウルを外した後、かぶさっているカバーを引き出すように手前にはがせばバッテリーが姿を現します。
あとはこちらの動画を参照して簡単にバッテリー交換ができます。
それでは、スーパーカブに適合するバッテリーはどんなものがあるのか?低価格でコストパフォーマンスの高いスーパーカブのバッテリーについていくつかご紹介します。
低コストで長持ちのスーパーカブ用バッテリー。
初期充電なしで車両に搭載して即使用可能です。
液入り充電済みシールタイプMF(メンテナンスフリー)バッテリー。
- 購入後すぐに使用可能
- 自己放電が少なく、長寿命
- 液の補充が不要
初期補充電なしでも規定値まで容量は上がります。
更にバッテリー液注入後の補充電をすることでバッテリーの「最大容量値」まで引き出すことが可能。
- 電解液を液状ではなくジェル状になっており、悪条件下の中でも安定したバッテリー性能を実現。
- 電極板の劣化の進行を遅らせバッテリーの寿命を従来の商品比約1.5倍に。
- バッテリー内部で発生するガスをジェル状電解液に還元する為、液面点検や電解液の補充などのメンテナンスが不要。
いかがでしたでしょうか。乗りやすさとバイクとしてのタフさを持ち合わせたベストセラーバイク、スーパーカブ。メンテンナンスも少なくてよい上に、バッテリーのメンテナンスもしっかりしておけば、鬼に金棒です。それでは今日も通勤通学に配達に元気に走るスーパーカブで、よい一日を!
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