2016/02/03
yoshi09
日本では原付バイクにすべての交差点で二段階右折が義務付けられました。原付を安全に運転するためには必要な交通ルールだとは思いますが、二段階右折の歴史をひもときながら、どのようなルールでどう走るのか?あたらめて説明してみます。
原付 二段階右折が施行される前
原付 二段階右折の前は、牛車などは二段階右折の時代がありました。
日本では、1920年(大正9年)に施行された道路取締令(大正9年内務省令第45号)第7条第2項に「牛、馬、諸車等道路交叉ノ場所ニ於テ右折セムトスルトキハ道路ヲ横切リタル後右方ニ轉向スヘシ」と規定されており、二段階右折が全車両に適用されていた。しかし、1947年(昭和22年)に施行された道路交通取締法(昭和22年法律第130号)においては、「車馬は、右折しようとするときは、交さ点の中心の外側を回つて徐行しなければならない。」と規定しており、二段階右折の規定はなくなり、全ての車両は中心外回りとなった。
原付の二段階右折の歴史を紐解いてみると、
最初は馬車などのルールだったんですね。
その後、二段階右折は一時的に撤廃されたようです。
原付 二段階右折
二段階右折する原付バイク?東南アジアではあまり採用されていないようです。
1986年(昭和61年)の道路交通法の改正により原動機付自転車の保護を図るため、原動機付自転車についても多通行帯道路等において二段階右折が義務付けられた[3]。
二段階右折が導入されたのは1986年のことです。
原付 二段階右折
本田美奈子が1986年のマリリン発表したとき、原付の二段階右折が施行されました。
原付二段階右折の方法
原付の二段階右折は通称「カギまわり」といいます。原付バイクの走行ルートはカギ状に曲がり、二段階右折します。
二段階右折(にだんかいうせつ)とは、道路の交差点で左側通行の国において右折する場合に、交差点の側端(交差点の輪郭)に沿って曲がる事を言う。右側通行の国において左折する場合に同様の行為により曲がることは二段階左折と言い、どちらの場合も含めてフックターン(かぎ曲がり)とも言う。例えば左側通行の場合で十字路交差点の場合においては、交差点の左手前隅から左奥隅まで直進し、左奥隅で直角に右に曲がり、さらに左奥隅から右奥隅に直進することとなる。
「カギまわり」よりも「フックターン」のほうが聞こえがカッコいいですね。
カギ状に曲がることで、後続車の通行の妨げになりません。
原付二段階右折の標識
実は原付の二段階右折で、交差点では2種類の標識があります。知っていました?
二段階右折の条件に該当する交差点を原動機付自転車が小回り右折した場合、全ての自動車(自動二輪車含む)及び二段階右折の条件に該当しない交差点で原動機付自転車が二段階右折を行った場合は、「交差点右左折方法違反」として道路交通法における反則行為となる。
このように原付の二段階右折は、やってもやらなくても違反になることがあるのでご注意ください。詳しく説明しましょう。
原付の二段階右折の標識
原付と書かれた標識が二段階右折の標識です。交差点を「カギまわり」します。
原付 二段階右折禁止の標識
この標識で原付を二段階右折するのは禁止です。この標識は「小回り」といいまして、普通のクルマのように右折する方法です。違反するともちろんキップを切られます。
オーストラリアの原付の標識
オーストラリアでも一部地域で原付の二段階右折があります。
オーストラリアビクトリア州メルボルンでは、路面電車が中央を走っている道路で小回り右折をした場合に接触事故が起こりやすいことから[13]、主にメルボルンの中心業務地区にある19の交差点で右折する場合は全ての車両が二段階右折(フックターン)により右折することが義務付けられており、「RIGHT TURN FROM LEFT ONLY」の標識が設置されている[14]。
オーストラリアは原付の「フックターン」の本場です。しかし広い土地に限られた場所しかないので、あまり見かけないかもしれません。
原付 二段階右折 標識
台湾の原付も2段階右折になります。標識がアジアンテイストです。
いかがでしたでしょうか?
原付の2段階右折にもルーツがあり、
日本だけでなく海外でも導入されていたんですね。
原付に乗っているみなさんもしっかりと交通ルールを守り、
安全運転を心がけてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局