2016/05/11
showta14
バイク通勤の方やバイクでツーリングに行く方には重宝するETC。今回はバイク用ETCのご紹介とネイキッド、アメリカン、スクーターなどそれぞれのバイクにETCを取り付けたときの状態、バイク用ETCを取り付ける際の注意点をご紹介します。
ETCがあると高速道路の料金が割引されるのはご存知ですよね。しかしバイク用のETCはあまり普及していないのが実際のところです。では、バイク用のETCが普及しない理由とは何でしょうか。
まずはバイク用のETCについて紹介したいと思います。
バイク用のETCにはアンテナ一体型のETCとアンテナ別体型のETCと2種類のタイプがあります。
それぞれのタイプで取り付け方が違っているのも特徴です。
バイク用ETC アンテナ一体型
アンテナ一体型のバイク用ETCは本体をハンドルに取り付けることになります。
バイク用ETC アンテナ別体型
こちらは本体を車体のどこかに取り付けて、アンテナのみをバイクの全部に配置する取り付け方です。
本体はシートの下などにETC専用ケースを取り付けて、そこに収める形で取り付けている人がほとんどだと思われます。
ここで疑問となるのがバイク用のETCは車用のETCと違うものなのかということです。
答えはもちろん違います。バイクは風雨にさらされたり、振動が大きかったりする環境にあるため、車用のETCではすぐに壊れてしまいます。
バイク用ETCは防水性、防塵性、防振性に優れており、急な雨でも大丈夫です。
そのため取り付ける際は必ずバイク用のETCを購入して取り付けましょう。
ここでバイク用ETCを取り付ける際、どこにどのように取り付けるのかネイキッド、アメリカン、スクーターの3種類に分けてそれぞれ紹介したいと思います。
バイク用ETC アンテナ一体型
ネイキッドタイプのバイクにアンテナ一体のETCを取り付けている写真です。
ハンドルの中央付近にETCの本体がついているのがわかりますね。
ネイキッドタイプにアンテナ一体型ETCを取り付けると、このような感じになります。
さほど違和感がないように感じますね。
バイク用ETC アンテナ一体型
アメリカンタイプのバイクにアンテナ一体型のETCを取り付けた写真です。
2つ並んだメーターの横にETC本体が取り付けられていますね。
アメリカンタイプにアンテナ一体型を取り付けると、このようになります。
アメリカンタイプはメーターが速度、タコと独立しているものがあるため、若干メーター回りがごちゃごちゃしている印象になりますね。
バイク用ETC アンテナ一体型
スクータータイプのバイクにアンテナ一体型のETCを取り付けた写真です。
全体を映した写真がないのですが、あまり違和感がないように感じますね。
スクータータイプにアンテナ一体型を取り付けると、このようになります。
ビッグスクーターの多くは車に近い雰囲気のメーター回りで、それなりに余裕があることからアンテナ一体型がついていても違和感は少ないように思います。
次にアンテナ別体型のETCを取り付けているそれぞれのタイプを見ていきましょう。
まずはネイキッドタイプに取り付けられているETCを見ていきましょう。
バイク用ETC アンテナ部分
ネイキッドタイプに取り付けたアンテナ部分の写真です。
画面中央に黒い四角のケースがETCのアンテナです。
では、本体はどこに取り付けられているのでしょうか。
バイク用ETC 本体
ネイキッドタイプのETC本体はシート下に取り付けられていることがほとんどです。
ETCカードの出し入れでシートを開けなければいけませんが、雨に濡れる心配はなさそうですね。
次にアメリカンタイプに取り付けられたETCを見ていきましょう。
バイク用ETC アンテナ部分
アメリカンタイプに取り付けられたアンテナです。
メーターの真ん中に黒いボックスがついているのがわかりますね。
では本体はどこについているのでしょうか。
バイク用ETC 本体
アメリカンタイプに取り付けられている本体です。
アメリカンタイプに乗られている多くの方が、こうしてETC専用ケースを車両に取り付けておられます。
アメリカンタイプは収納スペースが少ないからともいえますが、レザーケースなどをつけているとおしゃれに見えますね。
最後にスクータータイプのバイクに取り付けられているETCを見ていきましょう。
バイク用ETC アンテナ部分
スクータータイプに取り付けられたアンテナ部分です。
写真中央手前にアンテナが取り付けられていますね。
アンテナ一体型でもさほど気になりませんでしたが、アンテナのみだともっとすっきりした印象になりますね。
では本体はどこに取り付けられているのでしょうか。
バイク用ETC 本体
さすがスクータータイプ!収納が多いことから、本体はフロントのポケットに取り付けられていました。
まるでETCがついていないかのようにすっきりしていますね。
アンテナ一体型ETCとアンテナ別体型ETCを比較するとハンドル周りがすっきりした印象に見えますね。
バイクの外観を損なわないのがアンテナ別体型のいい点ですが、その分アンテナ一体型よりも値段が高めになっています。
次はバイク用ETCを取り付ける際の注意点を紹介したいと思います。
ETCは必ず各車両ごとにセットアップをしなければいけません。これは車でもバイクでも同じなのですが、バイク用ETCは取り付け基準が厳しいため、いくら整備の腕が優秀でも一個人が取り付けることはできません。
では一体どうやってETCを取り付ければいいのでしょうか。
バイク用ETCは車載機のみの販売や通信販売はされていません。なぜなら、購入、セットアップ、取り付けを専門の店舗でしなければならないからです。
バイクは車と違って運転手を守るものがヘルメットやグローブしかありません。ETCがきちんと作動せずにETCバーが開かなかったときなど、大きな事故につながりかねません。
そのため、アンテナの位置や向き、配線の取り回しや通電など正常に作動するかどうかを確認する義務がバイク用ETC取り付け専門店に課せられています。
バイクにETCを取り付ける際はお近くのセットアップ店を探して、車検証を持って購入とセットアップ、取り付けをお願いしに行きましょう。
中古のETCを購入した場合の持ち込みを受け付けていないところも多いので、必ず確認しましょう。
また車体を買い替えた際に以前のバイクにつけていたETCを再利用する場合や同じ車体につけているETCであっても住所や登録内容が変更になった場合は再セットアップをお願いしましょう。
いかがでしたか。
バイクこそ便利なETCですが、バイク用ETCがなかなか普及しない理由も見えてきたのではないでしょうか。
ETCをつけていれば料金所でいちいち停まって財布を出し入れする手間も省けますが、購入、取り付けが安易にできないうえに値段も車用よりは高いため、なかなか手が出ない方も多いのではないでしょうか。
あるととても便利なETC、ぜひ取り付けた車両の写真も参考にしながらご自分の愛車に合うETCを選んでみてはいかがでしょうか。
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