最強のストリートリーガルマシンと言われるBMW・G450Xについて紹介!
水平対向ボクサーエンジンを搭載するオフロードバイクであるBMW・G450Xについてまとめました。2008年にオフロードレーサー部門へと本格的に参入する一台となったBMW・G450Xに関する性能や乗り心地、価格についての情報を詳細にまとめて紹介していきます。
BMW・G450Xを紹介する前に、少しだけBMWのバイクについて紹介します。
BMW
日本では高級四輪車のイメージが強いが、今回紹介するのはG450Xという名前のオフロードバイク
BMWと言えば、日本では高級四輪車のイメージが強いと思います。
しかし、今回紹介するのは、「BMW・G450X」というBMWが開発しているバイクです。
「バイク作ってたの?!」と思われる方は居るかもしれません。実は、オンロードタイプやデュアルパーパスタイプなど、様々な種類のバイクを開発しています。
BMW・R1200
バイクレース部門でパリダカールラリーに毎年参戦している
また、バイクレースの参戦にも積極的で、パリ・ダカールラリーにおいては過去6回の優勝を誇ります。
しかし、最後の優勝からはKTMというオーストリアの会社のバイクが連勝を続けています。
そこで、オフロードバイクレースへの本格参入を考え、2008年にBMW・G450Xが誕生しました。
BMW・G450X
オフロードバイクレースへの本格参入として開発された一台
今回は、そのエンデューロマシンとして開発されたBMW・G450Xについて紹介をしていきます。
BMWが二輪車を開発しており、二輪車レースにおいても多大な活躍をしている事が分かったところで本題であるBMW・G450Xの紹介に移ります。
BMW・G450X
路面状態の悪い場所でも問題無く走るエンデューロマシン。頼もしい姿である
BMW・G450Xは、同じGシリーズと言われるバイクの中でも特に土の上を走る事を重視して開発されたバイクであり、特にスイングアーム・フレーム・エンジンの3つが一から新設計で開発されたバイクとなっています。また、ぱっと見では分からないガソリンタンクですが、シートの下に隠れています。
BMW・G450Xのエンジン
BMW・G450Xのエンジン部分
BMWのバイク「Kシリーズ」に採用されていた、前傾姿勢のエンジン配置が応用されている
BMW・G450Xではエンジンも超小型化されており、また前傾姿勢のエンジン配置をすることによって吸排気系統のパイプ配置が理想的な配置になっており、エキゾーストパイプも独特の形状と長い管になっています。
BMW・G450Xのフレーム構造
BMW・G450Xのフレーム
前傾エンジン配置を考え、車体の剛性とのバランスを重視した独特の構造
BMW・G450Xでは、エンジンの配置が前傾姿勢であることから、車体のフレーム構造についても独特のフレーム構造となっています。
エンジンの配置と車体全体のバランスを考え、車体そのものの剛性を重視した構造として開発されています。
次は、BMW・G450Xの基本性能について紹介します。
ストリートリーガル最強と言われるマシン。基本性能も気になる
BMW・G450Xの基本スペック
エンジン:水冷4ストローク単気筒・DOHC4バルブ
エンジン排気量:449cc
全長:2,200mm、全幅:830mm、全高:1,290mm
最大出力:30ps/7,000rpm
最大トルク:4.4kgm/6,500rpm
タンク容量:8L
トランスミッション:常時噛合式5段
車両重量:126kg
次は、BMW・G450Xの乗り心地について紹介します。
残念ながら、ユーザーレビューが余りにも少なく情報が得られなかったため、試乗インプレッションのブログなどを参考に乗り心地をまとめました。
日本ではストリートリーガル最強と言われるが、エンデューロを前提に開発されたマシン。オフロードでの乗り心地やインプレッションはどのようになっているのか。
BMW・G450Xの乗り心地ガイド
・モトクロス向けで、サスペンションも硬いため上級者向け
・競技用車両を前提に作られているため、本当に楽しむならクローズドコースでの走行が望ましい
・エンジン特性はピーキーではなく、思うようにパワーを引き出しやすい
といった感じになっていました。タンク容量8Lや燃費の発表などが無いことからも分かるように、完全に競技用車両という印象でした。
BMW・G450Xの価格について紹介します。
残念ながら新車についての情報が無かったため、中古車価格について紹介します。
699,000円〜1,399,800円(車両価格)
といった価格になっていました。
いかがでしたでしょうか?今回は、BMW・G450Xについて紹介しました。
BMWが二輪車を作っていることや、その業界での最強マシンを目指して作られたG450Xについても知識が深まったと思います。
日本にある中古車の台数はとても少ないですが、休日にモトクロスやエンデューロ走行などを趣味に楽しんでいる方は、ぜひこの記事を参考にして購入を考えてみてはいかがでしょうか?