Ninjaの系譜と伝説はここから始まった！カワサキGPZ900Rを紹介！

スポーティーな見た目と重厚感を兼ね備え、北米では「Ninja」という愛称を貰い、国内外を問わず今でも絶大な人気を誇るカワサキのGPZ900R。
1984年に発売されて以来、A-1からA-16(2003年発売)まで様々なモデルチェンジで進化を続けたカワサキの超人気車種です。

車体のカラーバリエーションだけで無く、ホイールも銀色や金色など、モデルによって色が違う部分もGPZ900Rの格好良さを引き立てていると言えます。

今回はカワサキ・GPZ900Rについて紹介していきます。

まずは、GPZ900Rの性能を紹介します！

カワサキ・GPZ900Rの性能は、当時世界最高性能を目指して作られた事から分かるように、まずスピードにあります。

スピードメーターは260km/hまで刻んであります。スピードメーターは基本的に実速よりも甘い速度が表示されますが、なんとカワサキ・GPZ900Rでは実速で250km/hを初めて超えました。また、ゼロヨン(0km/hから加速して400m地点までに達した時間)でも10秒を切るなど、最高速度も加速性能も当時のバイクでは世界最高性能でした。

また、アメリカのラグナセカサーキットで行われた走行会でもその走行性能やスポーツ性能を発揮し、取材に訪れた記者達の度肝を抜いたという話もあります。

実は、カワサキ・GPZ900Rはエンジンにも世界初の試みがなされています。
エンジン回転は、シリンダー内にあるピストンの上下運動とそれに連動したクランクシャフトの回転で動いているのは常識ですが、更にそのクランクシャフトの動きに連動してバルブ開閉を制御する動力部分を引っ張る部品「カムチェーン」をエンジン中央部ではなくエンジン左側に設置しました。

これによりカワサキ・GPZ900Rは最高出力115ps、車体全体での重さで見ても乾燥重量228kgという高出力と軽さを実現するハイスペックなエンジンを搭載することになりました。

また、同じカワサキの1991年式GPX750R、2004年式ZX-10Rなどでも横配置のカムチェーンが採用されており、「軽量コンパクトでパワフルなエンジン」という魅力の先駆けとも言える一台です。

次はカワサキ・GPZ900Rの乗り心地の紹介に参ります。

カワサキ・GPZ900R乗り心地の評価に関しては、下記の２つのリンクからの内容をおおまかに記載します。

気になる乗り心地の評価は
・十分すぎるパワーでストレス無く走る事が出来る
・分厚く大きいシートで路面からのショックも少なく、タンデムも荷物積載も十分こなせる
・古き良き時代のバイク。今の軽量大型バイクが持っていないフィーリングがある
など、高い評価を多く得ていました。

かなり古いバイクですが、「映画トップガンでトムクルーズが乗っていたかっこいいバイクに憧れ、一生懸命探して買った」、「メンテしながら乗るのがこれも一つの魅力」といった評価も見られました。

残念ながら、カワサキ・GPZ900Rは2003年のA-16モデルを持って生産終了の絶版車となっています。
なので、新しくカワサキ・GPZ900Rを手に入れたいと考えている方は、中古車として探して購入せざるを得ないです。

価格はカスタム・非カスタム、年式、走行距離によりかなり変動しますが、約45万円-200万円ほどの価格になっています。
フルカスタム車、また2003年A-16では一部車種にFinal Editionのエンブレムがある事からプレミア価格がある、など価格の幅がかなり大きい事が特徴です。

中古車でお探しの方は注意深く探しましょう。

下記に中古車情報のリンクを記載しておきますので、気になる方はリンク先から中古車を探してみるのも良いでしょう。

いかがだったでしょうか？

今回は、カワサキ・GPZ900Rの性能や乗り心地、価格について紹介しました。
ライダー達の満足度や評価は高く、昔からのバイクファンである方々からの高い人気が多く見られました。

憧れの名車であるカワサキ・GPZ900Rに乗りたい！と考えている方は、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。