街で俊敏に走る!カワサキ Dトラッカーを中古購入する為の基礎知識
2015/11/11
ヒロメリー
カワサキのスーパーモタードとして発売されているDトラッカーを中古で購入したいと考えている方に、Dトラッカーを中古車で選ぶときの基礎知識や重要なポイントなどをまとめていきます。チェックする場合の当たり前なポイントから見落としがちなポイントまで紹介していきます。
中古車として選ぶポイントを挙げる前に、まずはDトラッカーはどんな車かを紹介します。
カワサキ・DトラッカーはKLX250の派生車種で、カワサキのスーパーモタード車種として1998年から発売されています。
オフロードタイプの様な外見に、形状を改装したハンドルと大きめの前輪、そして両輪ともにオンロードタイプのタイヤを装備したタイプで当時は異彩を放っていましたが、次第にその独特なスタイルが国内外で大ヒットした車種となっています。
このDトラッカーを中古車で購入する場合の気になる価格相場、購入時にチェックするべきポイントを紹介していこうと思います。
Dトラッカーの中古車の価格相場をまとめていきます。
年式は新しいもの程価格は高い傾向にあります。
以下のリンク先を参照し、10年前(2005年式)までの価格をまとめました。
2008年式・約33-35万円
2007年式・約26-32万円
2006年式・約26-34万円
2005年式・約28-38万円
以上の様になっていました。
上記リンク先では年式・価格だけでなく、走行距離、カスタムor非カスタム、なども詳細に記載されています。ここでDトラッカーの中古車の価格相場や走行距離などを調べるのも良いかもしれません。
Dトラッカー
カウリングの無い剥き出しのエンジン。中古車購入の場合は転倒歴をチェックする大きなポイントとなっている。
次に、Dトラッカーの中古車を購入するに当たっての注意点をまとめていきます。
せっかく買ったバイクなのに、知識やチェック不足でいきなり高い修理代などを払うハメになるなんて事は十分あり得る事です。
そのため、Dトラッカーの中古車を購入する時に注意したいポイントを、なるべく詳細に挙げていきます。
まずは車体全体のチェックをします。カウリング部分やシート、エンジン部分が露出しているため、クランクケースなどにキズなどが入っていないかの注意を細かくしていきます。
ステップのキズなどにも注意しましょう。一部のバイクでは、ステップと車体フレームが繋がっていて車体全体のバランスが保たれている車種もあります。
購入直後に判明してフレームごと交換を余儀なくされ、とんでもない出費をさせられるなんて事も・・
見落としがちですがチェックしていきましょう。
Dトラッカーの中古車だけでなく、中古車バイクを購入するにあたって注意したいポイントの一つとしてはハンドルやレバーです。
Dトラッカーのハンドル部分(アクセルと前輪ブレーキレバー)
中古車では、レバー末端だけで無く、ハンドルの末端部分もチェックしておこう。
ハンドルやレバーのチェックするポイントとしては
・ハンドルが何の支障も無く端から端まで回るか
・クラッチ・フロントブレーキのレバー末端にキズ、レバーが異常に曲がっていないか
の二点になります。
ハンドルのチェック方法としては、セルフステアを利用します。
平坦な場所に車両を持って行き、真っ直ぐな状態から車体を傾けます。この時ハンドルも同時に傾けた方向へと曲がりますが、途中で引っかかって止まったり、「カツン」や「カリッ」という音が聞こえた時はハンドルに何らかの異常があります。
レバーのチェックポイントは
・末端部にキズがあるか
・レバーが異常に曲がっているか
の二点です。
Dトラッカーの中古車でこれをチェックし、どちらかが該当した場合は、転倒歴がある可能性を疑いましょう。
Dトラッカー中古車として次にチェックしたいのはタイヤとブレーキです。
通勤やツーリングに便利なこの車種では、前に乗っていた人がかなりの距離を乗っていた可能性もあります。
Dトラッカーの後輪ブレーキ
中古車のブレーキ状態は、後輪の真後ろからディスクブレーキ部分を確認するなどの目視が出来る。
まずはタイヤです。Dトラッカーの中古車では、走行距離とタイヤの両方をチェックします。
タイヤの真ん中だけが異常に減っている場合は、平坦な道をずっと走っていた(つまり主に通勤目的で使われていた)可能性が高いです。
タイヤの側面にある製造番号や製造年月日などがチェックできる状態であれば迷わずチェックしておきましょう。また、購入前のチェックとしてはおすすめしにくいですが、トレッド部分に軽く爪を立てて硬さを確かめるのも一つの方法として存在します。
オドメーター(累計走行距離のメーター)
Dトラッカーだけでなく、中古車を選ぶポイントとしてチェックしておきたい部分の一つ
走行距離のチェックとしてはオドメーターを確認します。Dトラッカーはデジタルメーターが採用されているため、昔のドラム式オドメーター車にあったような「オドメーターを改造して走行距離をごまかした中古車」がある可能性は低いですが、タイヤとオドメーターの両方をチェックしておくのは大切です。
走行距離をなぜ調べるのか。
それは、走行距離に対しての
・タイヤの減り具合
・ブレーキの効く具合
・チェーンのたるみが無いか
というポイントから前の所有者がきちっとメンテをしていたかなどのポイントを読み取るためです。
ブレーキも確認ポイントとしては重要です。
せっかく走り出した車を止められないと、乗っている人にも周囲の交通や人間にも多大な危険を及ぼします。
Dトラッカーのフロントブレーキ
フロントブレーキをチェックするポイントは、フロントホークとフロントブレーキディスクの二つです。
フロントホークからブレーキオイルが流出しているかいないかのチェックは重要です。この状態だと、購入後に莫大な修理費を払う事になる可能性があります。
後輪ブレーキをチェックする場合もほぼ同じです。
ブレーキパッドのすり減りなどもチェックできるならチェックしておきましょう。
インターネットを参照して修理するのも良いですが、購入後に自分でメンテする場合は自己責任になります。近くのバイク屋やバイク用品店に問い合わせましょう。
ブレーキフルードの注入のようす
250ccに満たないDトラッカーでは車検が無いため、交換などの管理は自分で行う必要がある
最後にDトラッカーでは特に注意が必要な部分があります。
それはブレーキフルード(ブレーキオイル)です。Dトラッカーは軽二輪車(250ccに満たない二輪車)のため車検が存在しません。そのため、普通のバイクでは2年に一度の交換目安と車検の時に交換されるブレーキフルードを自分やバイク用品店などで交換して貰わなくてはなりません。
なので、中古車としてチェックする場合は、フロントブレーキと後輪ブレーキの両方の効き具合を確かめる事が必須となります。
四輪車のブレーキペダルを踏んだときみたいな「グッ」という手応えではなく「ヘニャッ」とした手応えが返ってきた場合は、ブレーキオイルが長期間交換されずに残っている可能性があります。
カワサキプラザ
さて、実際にDトラッカーの中古車を購入するお話になります。
購入のポイントやチェックのポイントは、個人のお店などでは十分にチェックさせて貰えない事も多々あります。
初めてバイクに乗る、初めてカワサキのバイクに乗る、などの事を考えている場合はカワサキプラザに行くことをおすすめします。
上記のリンクから見て頂ければ分かりますが、カワサキプラザでは購入時の特典や、転倒時のサポートなどが充実していることが分かります。
リンク先は大阪のものになっていますが、HP内左側のサイトマップにその他の地方のリンクもあるので、お住まいの地域にあったHPにジャンプしてみてください。
いかがだったでしょうか。
Dトラッカーは軽二輪とはいえ、元気よく走る上、燃費もかなり良い車種です。
軽二輪には車検が無いデメリットもありますが、自分で整備や管理をして乗り続けていけば愛着がより湧いてくるという最高のメリットも持ち合わせています。
通勤やツーリングにもう少し元気よく走るバイクが欲しい、画像のようにスローライフ気分を休日に満喫したい、と考えている方は、ぜひこの記事を参考に購入を考えてみてください!
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