シンプル構造で大人気!ホンダ モンキーの全てを徹底的に調査!
2015/10/27
ヒロメリー
約50年前、ホンダからモンキーが発売されました。その時の衝撃は忘れられません。現在ではレストア対象車として人気のモンキーですが、モンキーのレストア理由は乗用だけではありません。どんな理由で皆レストアをするのでしょう。今回はモンキーのレストアあれこれの記事です。
現在も新車で手に入るモンキー
メーカー希望小売価格
¥336,960(ハーベストベージュ)
(消費税抜本体価格 ¥312,000)
1961年(昭和36年)、当初はホンダが経営していた「多摩テック」の遊具として製造されたレジャーバイクのZ100型。それを改良し、Z50M型として1967年(昭和42年)初代モンキーは発売されました。以来約50年間に渡るロングセラーであり、現在ではシルバーメッキ仕様(1979年ほか)やゴールドメッキ仕様(1984年・1996年)、くまモン仕様(2014年-)など、数多くの製造台数限定の特別車両が発売されています。
リジッドタイプサスペンションの初期のモンキー
モンキーをレストアする中で、なんといってもレストアの理由付けの一番メインになるのがこの「リジットサスモンキー」です。1974年のリアサスペンションへの変更まで使われてきたリジッド(直結型)サス仕様のモンキーは現在では希少で、とても高い価値を与えられています。そのモンキーをレストアし、所有することは一部のバイク乗りの夢ともなっています。
ホンダモンキーZ50J
供給電圧は6V
これをレストアしたのが下の画像
ダックス70のエンジンに換装予定だそうです
昔乗っていたモンキーを整備し、また相棒として生き返らせるのもレストアです。昔を懐かしみつつ、古い友達と語る時の酒の肴にもなりそうです。
走り始めれば当時にタイムスリップしたような錯覚を起こすのも、元々の相棒をレストアして乗る方の醍醐味なのではないでしょうか。
納車されていくモンキー
モンキーのレストアをする方の中には転売を目的としてレストアをする方達がおられます。
自分でカスタマイズしたいけれどなかなか時間も無いし技術も...というライダーは結構います。そういう方達のニーズにマッチしたとても良いレストアだと思います。ヤフオクなどでも相当数見ますが、センスの良い美しいモンキーもかなりあります。
本田宗一郎ものづくり伝承館に展示されているモンキーZ50A
静岡県浜松の二俣町にある「本田宗一郎ものづくり伝承館」には数台のモンキーが展示されています。ここはHONDAの創業者 本田宗一郎の生誕の地でもあり、本田宗一郎の生き方、精神に触れる事ができる建物です。
建物は旧二俣町役場で登録有形文化財に登録されています。
室内保管されている美しいモンキー
「モンキー愛」を感じる素晴らしい写真です。
モンキーをレストアする方の中にはかなりの確率で室内保管をされている方がおられます。まるで調度品のようにモンキーを扱っているわけですが、レストアの仕方によってはモンキーは充分にその役割を果たします。ピカピカの愛車を眺めながらニヤニヤするのは最高の癒しです。
タイトルの「4L」はタンク容量4Lの事
趣味に生きる人のための出版社スタジオタッククリエイティブは、2016年3月25日に「4Lモンキー復活術」を発行した。
1974年に発売された初代Z50Jモンキーは、その特徴的なタンクの容量から「4L(リッター)モンキー」と呼ばれている車種。本書では、現在でも根強い人気を持つ4Lモンキーを徹底的に分解、修理して綺麗に組み直す工程が全168ページに渡り手順を追って詳しく解説されている。
後の5Lタンクモンキーとの共通部分が多い4Lモンキーですが、一方で独特な構造を持つ部分も持ち合わせています。しかも資料が多くない4Lモンキーにも数多くのカスタムパーツがリリースされています。
レストアを自分でしたいが、やり方が分からない人にはレストアのバイブルになりうる一冊です。
今回はレストアの仕方よりもレストアをする理由に特化して記事を書いてみました。この記事でモンキーに関わらず日本の素晴らしい旧車のレストアをしてみたくなった方がおられますと幸いです。ありがとうございました。
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