原付スポーツバイク!ヤマハRZ50。自分好みにカスタムしてみよう!
2015/11/27
koutiq
2ストロークスポーツモデルの大取りを飾ったあの伝説的名車、ヤマハRZ250。製造から30年以上が経っても未だカスタムへの人気が衰えぬRZ250を、その美しいルックスはそのままで、あなた好みにカスタムし直す秘訣を今回はご紹介いたします。
「400キラー」の伝説、RZ250
250ccであるにも関わらず、基本設計が350ccと共通であったことから、スピードにとり憑かれた愛好家のカスタム熱を刺激した。
RZ250はまず、空冷エンジンが常識とされていた時代に、このクラスでは初となる水冷エンジンを搭載したことが高く評価されました。燃費が悪く、出力にも限界がある空冷エンジンとは違い、RZ250の水冷エンジンは250ccとは思えない高出力を可能にし、また、樹脂部品を多用した軽量化の徹底などにより、上位400ccクラスと対等にわたり合える走行性能を実現しました。このことから「400キラー」とあだ名されるようになり、今では少しでもバイクに関心を持つ方なら誰であれ「RZ250」という名を一度は耳にしたことがある、伝説の名車となったのです。
2サイクル水冷2気筒
その扱いにくさから、既にこのクラスからは消滅しかかっていた「2サイクルエンジン」を復活させたのも、やはりRZ250だった。
第一に、RZ250が製造された1980年代当時には、まだ実現されていなかったようなテクノロジーから目をつけて行きましょう。見た目の印象を変えることなく、それでいて性能だけを圧倒的に向上させるカスタムパーツは山ほどあります。RZ250のスタイリッシュなフォルムを残しつつ、お手軽にカスタム可能なパーツを、ひとつひとつ洗っていくことから始めましょう。
RZ250の伝説的な魅力はそのままに……。
「ナナハンキラー」にもできるRZ250のカスタム・ポイントとは?
LEDテールランプ
長寿命、低消費、低発熱でいまや家庭でも当たり前となったLED
もはや定番ともいえるドレスアップアイテムLED。RZ250も例外ではなく、多数のRZ250用LEDウィンカー、RZ250用LEDライセンス灯が発売されています。
但し、ひとつだけ要注意です!
ウィンカーやテールランプの色までカスタムしてしまうとこれは完全に違法となります。必ず遵法精神に則りながら、いかに格好よくRZ250をカスタムできるのかを考えましょう!
中にはLEDバルブによるプロジェクタータイプのフォグランプもありますから、より高輝度なものにカスタムするだけでも、RZ250を現代に蘇らせるには充分かもしれません。
LEDライトバルブ
熱に弱いことからなかなかヘッドライト部分のカスタムには転用できなかったLEDも、近年になってようやく普及し始めた。是非RZ250にも!
いくら名車とはいえ、RZ250は年代物。繰り返し交換する必要があるという意味でもっとも重要なカスタム・ポイントとなるのがタイヤです。グリップ性能かライフ性能か、はたまたルックス重視か。カスタムにおける選択肢は数あれど、基本となるのはやはりオリジナル・サイズであること。いずれもリーズナブルで耐久性、ウェット性、ハンドリングにも安定感のある製品が揃っていることから、定評のあるBRIDGESTONEなどがお勧め。せっかくのRZ250ですから、タイヤのカスタムは自分で行うと、より愛着も増してくるはず。絶叫マシンのような加速を誇るRZ250だからこそ、タイヤのカスタムは慎重に!
BRIDGESTONEブリヂストン:G&L G511 【90/90-18 51S W】 タイヤ
ブリヂストンは日本が世界に誇るタイヤブランド。レースシーンで磨かれた技術をストリートシーンにフィードバックしており、RZ250のような年代物のバイクでも安定感のある走りが体感できる。
カスタムしようにも懐具合によっては非常に頭を悩ませるのがホイールです。
お値段の張る製品がズラリと並ぶ一方で、上質な走り心地を担保してくれるのもまたこの部分であることから、RZ250のカスタムを語る上では決して外せないポイントとなってきます。とはいえ、マグネシウム鍛造ホイールなどとりわけ高価なものにカスタムしようとすると40万円前後はザラになってきます。これはなかなか手の届くような代物ではありません。
そこでオススメなのが中古品です。
バイクは自動車とは異なり、路肩でホイールを擦るようなことが滅多にありません。ですから中古品市場においても、リム傷がなく、保存状態のいい、ほぼ新品と変わらないようなホイールが沢山あります。ですから、ホイールを交換する際にはまず中古品を探してみるといいでしょう。
また、安価な買い物ではないため、カスタムにあたっては事前にRZ250に適合するホイールかどうかを店頭などで確認するのを忘れないようにしましょう。その際にホイールのカスタムについて一言アドバイスを求めておけば、よりベターなRZ250のカスタム方法が分かるかもしれません。
純正リアホイール
とにかく高価なホイール。カスタムを考えるなら新品よりも中古市場を洗ってみるのがお勧め!
雑誌「モーターサイクリスト」の表紙にもなったRZ250
未だに語り継がれるRZ250の伝説。あなたのカスタム次第で、その伝説は何度でも蘇る……。
以上、LEDのカスタム、タイヤのカスタム、ホイールのカスタムなど、RZ250という伝説を現代に蘇らせるための若干のことについて語ってみました。バイク史に残る名車だけに、カスタムの可能性は無限大。ここで書ききれる分量にも流石に限りがあります。
RZ250はあなた次第でどのような物語でも演出してくれる、究極のコレクターズ・アイテムです。あなたなりのスタイルやカスタム法を発見して、あなただけの「伝説」をぜひとも現代で物語ってみましょう。RZ250は必ずその期待に応えてくれるはず。様々なパーツを比較検討して、自分なりに組み合わせて、あなたも「神話」の登場人物になりましょう!
「月刊オートバイ」の特集記事
伝説は終わらない……。
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