スクーターの中でも人気シリーズ!スズキのアドレスをCHECK!!
2015/10/30
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1998年に発売されたスズキのスクーター、アドレス110。2003年に生産が終了したアドレス110の新型が、2015年に登場しました!果たして新型アドレス110は、どのように進化しているのでしょうか?新型アドレス110について、たっぷりご紹介します!
新型アドレス110
全長×全幅×全高:1845㎜×665㎜×1095㎜
軸間距離/最低地上高:1260㎜/120㎜
シート高:755㎜
装備重量:97㎏
燃費:53.0㎞/L(60㎞/h)2名
エンジン型式:AE54・強制空冷・4サイクル・単気筒
総排気量:112㎤
最高出力:6.7kW(9.1PS)/8000rpm
最大トルク:8.6N・m(0.88kgf・m)6000rpm
スズキのアドレスは、スクータータイプのオートバイで、排気量やエンジン型式ごとに様々なモデルが存在します。その中でも、アドレス110は1998年に発売され、アドレスシリーズ(V100)の次世代を担うスズキの新型スクーターとして、市場に投入されました。当時のカタログでは「アドレスを超えるのは、アドレス」とうたわれ、その明確な主張はファンの間で語り草となっています。
鳴り物入りでデビューしたアドレス110でしたが、販売実績は芳しいものではなく、特徴的過ぎる外観や大柄で重い車体、乗り降りに不便な山なりの形状など、本来は日用品として親しまれるべきスクーターとしての要素が一般の購買層には不評でした。ただ、エンジンは原付2種のスクーターとして当時随一の動力性能を誇り、100㎞/hを超えるトップスピードは原付2種最高レベルと評されました。
新型アドレス110
車名のアドレス(Address)の由来は「加える」という意味のaddと、「衣装」と言う意味のdressを併せた造語です。メットインスクーターが1980年代当時画期的で、パーソナルスペースに衣装を入れていろんな場所で自分を演出できることから、この名前が付けられたそうです。
2003年に生産を終了したアドレス110でしたが、2014年にドイツで開催された「インターモト」で新型アドレス110がワールドプレミアされました。そして2015年3月には、インドネシアで生産されている新型アドレス110が日本で発売されました。それでは、新型アドレス110はどのように進化したのか、見ていきましょう。
新型アドレス110
新型アドレス110は、街中での使い勝手を追求し、高いフレーム剛性と軽量化を両立させた結果、軽快な走行性能を獲得し、駐輪場での取り回しもスムーズになりました。
さらに、新型アドレス110には優れた燃費性能と走行性能を両立した、SEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)エンジンを搭載しています。このエンジンは、小さく軽く造られており、燃焼効率を上げるため混合気の最適な流れを計算して設計されています。ピストンの軽量化、ローラーロッカーアームの採用など、エンジン内の抵抗を少なくすることによって燃費の向上を目指しました。
そして高回転のカムシャフトを採用し、心地よい加速感も演出。100㎤の排気量で燃費とパワーバランスの良いエンジンが出来ました。
ここで、新型アドレス110を試乗、購入した方の評価を見てみたいと思います。新型アドレス110の新開発エンジンや走行性能はどうなのでしょうか?
エンジンを掛けると、排気音は少し低めで野性的なイメージだ。アイドリング状態では若干振動が多めだが、気になるほどではない。走り出すと、最初の加速はガツンと来るものではなく、少しマイルドな印象。しかしいつの間にかスルスルっとスピードが伸び、それに合わせて排気音はブォーンとさらに迫力のあるものに変わる。
近年は燃費などを気にして駆動系のセッティングで出足が遅く感じることあるのですが、アドレス110も出足はまったりとしています。ウエイトローラーをもう少し軽くするともう少しキビキビ走りそうですが、40キロ~50キロぐらいの巡航速度でアクセルを回した際の反応は悪くありません。
特徴的な14インチ前後タイヤを含めた足回りはインドネシアで悪路を走行することを想定してるからか非常に直進安定性が高く、走っている時には安定感を得られました。また交差点などでのコーナリング時にも安心して車体を倒して曲がることが出来ます。10インチホイールを装備するアドレスV125に比べると安定感は良好です。
新型アドレス110は、原付並みに取り回しがしやすく、燃費も非常に良いと好評でした。エンジン性能はそこそこですが、発進時の出足もスムーズで、直進安定性も良いようです。
新型アドレス110
スタイリングは、全体的にキリッとした印象で、スタイリッシュ。レンズ内にはポジションランプを内蔵しており、被視認性のアップにも役立っています。
新型アドレス110
高い直進安定性を発揮する14インチホイールは、スポーティーな外観を演出するアルミ鋳造ホイールを採用しました。
新型アドレス110
リヤキャリアは、デザイン性と実用性を兼ね備えたアルミ製となっています。荷掛フックも装備し、テールボックス等の取り付けにも対応します。
新型アドレス110
ライダーが足を地面に下ろしやすいように、左右の足元付近を絞り込んだ設計で、快適な足つき性を実現しています。
新型アドレス110
2人乗りでも余裕のあるロングシートは、滑りにくいシート表皮も採用しており、座りやすい設計です。
新型アドレス110
広々とした20.6Lのトランクスペースには、フルフェイスヘルメットと+α収納できるスペースが確保されています。また、ヘルメットホルダーも2つ用意されています。
新型アドレス110
メーカー希望小売価格:205,200円
中古価格:5.8万円~18.9万円
新型アドレス110
新型アドレス110を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
新型アドレス110は以前のアドレス110とは、全く異なる性能で実用性を兼ね備えたスクーターとなっていました。実際に購入した方の評価も高く、普段使いには乗りやすいおすすめのスクーターです。
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