ターボバイクは乗りこなせるのか?バイクのターボ化について考察
2016/03/25
NicePar
スズキの最高峰スポーツバイク、隼にターボを組み込んだとんでもないバイクがあることをご存知でしょうか?隼ターボは驚異的なパワーで、最高速、ゼロヨンとも異次元のスピードで走り抜けることができます。その驚くべき隼ターボの走行性能をご覧ください。
まずはスズキから発売されている、隼(ハヤブサ)について説明しましょう。
スズキ隼(ハヤブサ)
スズキ隼はGSX1300Rハヤブサが正式な名称です。ノンターボの1300ccエンジンを搭載しています。
公道を余裕を持って走ることができ、なおかつ所有感を満たす。それを具現化したのが「隼」である。公道バイクとしての“究極”を目指した「隼」は、独自の世界観を創造する。風洞実験により開発された、風の流れを巧みにかわす独特の有機的なエアロフォルムは、マン、マシン一体の「ワンピース」コンセプトによって通常のライディングポジションから上体を伏せた姿勢まで、高い整流効果を発揮する。
スズキ隼のエンジン
隼のエンジン。スズキの技術の結集、ノンターボ1300ccです。
フリクションの低減を追求し、最高出力145kW(197PS)、最大トルク155N・m(15.8kgf・m)を発揮し、最高出力だけでなく、そこに至るまでの中低速でのトルクを稼ぎ、乗りやすい特性を実現することで、扱いやすさを追求した。アルミ鍛造ピストンを採用。オイルコントロールリングは、VD(Physical Vapor Deposition)処理を採用することにより、均一なメッキ層の厚みと滑らかな表面処理が可能になるため、耐久性のアップとともにフリクションロスを低減する。
スズキ隼のノーマル状態のスペック(ターボなし)
スズキ隼(ターボなしのノーマル状態です)
型式 EBL-GX72B
全長 / 全幅 / 全高 2,190mm / 735mm / 1,165mm
軸間距離 / 最低地上高 1,480mm / 120mm
シート高 805mm
装備重量 ※2 266kg
燃料消費率 ※3 国土交通省届出値:定地燃費値 ※4 28.0km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値 ※5 17.6km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時
最小回転半径 3.3m
エンジン型式 / 弁方式 X704・水冷・4サイクル・直列4気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量 1,339cm3
内径×行程 / 圧縮比 81.0mm × 65.0mm / 12.5
最高出力 ※6 145kW〈197PS〉 / 9,500rpm
最大トルク ※6 155N・m〈15.8kgf・m〉 / 7,200rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム
隼ターボ
隼ターボとは市販車ではなく、チューナーが作ったカスタムバイクです。この隼ターボの最高速度は278.6マイル。時速にすると448キロにも達します。
この隼ターボは、アメリカ・テキサスで開催されたワンマイルドラッグレースで、時速278.6マイルを記録。時速に換算して448.36キロを達成しました。この隼ターボを作った人は、バイクカスタムの世界でも第一人者でもあるビル・ウェラー氏です。空力性能を向上させるために、カウリングを取り付け、隼の面影はほとんどありません。
隼ターボの走行動画
隼ターボのに積んだ後方車載カメラの映像ですが、隼ターボの驚異的なスピードは理解できると思います。
隼ターボ フェラーリ458と対決する動画
隼ターボの驚異的な加速力をご覧ください。
ゼロスタートではなくクルージングからの全開加速だし、458イタリアにはカメラマンが同乗している。純粋な加速力を測るものではないが、それにしてもターボチューンされたGSX1300Rハヤブサが弾けるように空気を切り裂いていく様が凄まじい。撮影に使われた車両のパワーは298HP(302.1PS)。スタンダードモデルのパワーが197PSであることを考えると大幅にパワーアップしている。
ターボを付けることで、197馬力から302馬力にパワーアップしています。
隼ターボとGT-Rの対決!
隼ターボはもはやライバルがバイクではなくなっています。
隼ターボのエンジンを搭載したとされるミニクーパー
ターボによって465馬力を発生します。
隼ターボエンジンのMINI
ついに隼ターボが車になってしまいました。
以上、隼ターボの情報をまとめてみました。
隼はノーマルの状態でも、非常に高性能なバイクですが、
さらにターボを積んで、
とんでもないモンスターにカスタムするとはスゴイとしか言いようはありません
隼は乗り物好きのハートを刺激する、魅力的なバイクなんでしょうね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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