その歴史は半世紀!信頼のCBシリーズのCB1100のマフラーを調査
2016/04/07
showta14
日本のオートバイの象徴、「CB」の名を継ぐCB1100。ホンダの歴史であり、時代を超え世代を問わず、愛され続けるCBシリーズ。今回は、CB1100のマフラーにスポットを当てて行きます。CB1100のマフラーのメンテ、おススメのマフラー等を紹介していきましょう。
CBシリーズは1959年からホンダが製造しているオートバイで、実に50年以上続く超ロングセラーシリーズです。日本のオートバイの歴史そのもの、といっても過言ではないでしょう。
CB1100は2010年、空冷直列4気筒1140ccのエンジンで、馬力や速さよりもゆったりとした走り、をコンセプトとして発売されました。その点が特に40代50代の大人のバイク乗りに支持され、2010年2011年には、小型二輪401cc以上クラスで国内販売台数1位になってます。
HONDA cb1100
■エンジン:空冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ ■ ボア×ストローク(総排気量):73.5×67.2(1140cc)
■最高出力:88PS/7500rpm ■最大トルク:9.4kg-m/5000rpm ■ミッション:5速リターン
■燃料供給:PGM-FI電子制御式燃料噴射 ■全長×全幅×全高:2205×835×1130 ■ホイールベース:1490mm
■シート高:765mm ■タイヤ前・後:110/80R18・140/70R18 ■車両重量:243kg(ABS車は247kg)
■価格(Type1/2とも):99万7500円 ABS:107万1000円内はローハンドルのType2
そんなバイクをよく知る大人たちに大人気のCB1100ですが、今回はこのCB1100のマフラーに注目します!
CB1100のノーマルマフラー、マフラー交換のメリット・デメリット、おススメのマフラーなど、CB1100のマフラーについて見ていきたいと思います!
CB1100の純正マフラーは、右出しの集合マフラーです。騒音規制の厳しさに適応したものです。
ステップの下の辺りにキャタライザー、マフラーエンドには、回転数によって開閉する、バタフライバルブを装備しています。
因みに、CB1100の純正マフラーの音はこちら
CB1100ノーマル排気音
太くて落ち着いた感じの音ですね。適度な重みがあって心地よいです。
CB1100は見た目もやっぱりカッコいいですよね。
ボリュームがあってバランスの良いボディに、シャキッと輝くマフラー。
ですが乗り込んでいくと、どうしてもマフラーはくすんでしまいがちです。
そこで、どうすればマフラーの輝きをキープできるのかを見て行きましょう
ステンレスは汚れや錆に強い金属ですが、高温の熱がかかると、表面に腐食ができてしまいます。どうしてもマフラーが黒ずんでしまうのは、排気熱でマフラー表面が酸化して腐食してしまうからなのです。
マフラーの黒ずみは、熱による腐食が原因なのですが、これはマフラーの表面だけに起きている事なのです。ですから、表面に耐熱性のシリコンワックスを塗ることで、くすみ・腐食の進行を遅らせることができます。
まずはじめに、マフラーに付着しているゴミや土や油を水で洗い流します。
そしてよく拭いて乾燥させた後に、布やウエスに、耐熱シリコンワックスをつけて、マフラーの表面全体に塗ります。この時、つけすぎてべたつかない様に、薄く塗るようにしましょう。もしも塗りすぎてしまった時は、乾いた布でサッと拭き取りましょう。
耐熱シリコンワックスはあくまでも腐食の防止措置です。
ワックスを塗ったら、腐食が取れると言うわけではありません。
あくまでも腐食の発生を遅らせるためのものですので、普段からマメなお手入れを心がけることがが大切なのです。
・マフラーやエンジン周りなど、高音部で劣化したパーツに光沢と
防錆効果を与えます
・高熱に耐えるフッ素系特殊耐熱樹脂を配合し耐熱温度180℃まで対応
・ノーコンパウンドタイプ
メーカー希望小売価格:2,700円(税込)
高温に耐えうるフッ素系特殊耐熱樹脂がエンジンのまわりの光沢を出します。
用途
マフラー、エキゾーストパイプのツヤ出し、熱劣化防止
税込 2592円
お気に入りのバイクを、より自分好みにするために、様々なカスタマイズをする人が多いですが、そんな中でもマフラーを交換する人は多いですよね。
ではなぜマフラーを交換するのでしょうか?そのメリットとデメリットを見てみましょう。
マフラーはエンジン内部の爆発音を抑える役割があります。
そして排気の勢いを利用して、吸気の効率を上げる役割もあります。
もちろん純正のマフラーは、消音、吸気、排気に関して、とてもバランス良く作られています。
では純正マフラーを社外マフラーに交換するメリットはどんなものがあるでしょう?
① 軽量化 ・・・ 重たい純正マフラーから軽い社外マフラーにすることで、車体全体の重さを軽くできるので、加速・減速が良くなり、取り回しもしやすくなります。
② 抜けが良くなる ・・・ 排気の抜けが良くなって、高回転でのパフォーマンスが上がる事が期待できます。
③ 自分好みに変えられる ・・・ 排気音、形状、素材など、自分のニーズに合ったものを選ぶことで、オンリーワンのマシンを作れます。
④ エンジンのパワーをより引き出せる ・・・ 全ての社外マフラーに当てはまるわけではありませんが、中にはエンジンの性能が上がるものもあるそうです。
では反対に、マフラー交換で生じるデメリットはどんなものがあるでしょう?
① 全体のバランスが崩れる ・・・ 物によっては純正マフラーではなかった振動が出たり、トルクが低下したり、パワーの出方に谷ができることもあるようです。
② 耐久性の劣化 ・・・ 純正マフラーよりも耐久性が落ちて、定期的にサイレンサーのメンテや交換が必要になる場合もあります。また物によってはサビやすくなる事も。
③ センタースタンドを取り外さなければならないものもある ・・・ メンテがやりにくくなる場合もあります。
④ 排気ガス規制や車検に対応していないマフラーもある
などなどです。
このように、マフラーを交換しても必ずしも性能が良くなるわけではないし、場合によっては車検も通らないかもしれない・・・。
でも上手くいけば性能が上がるかもしれないし、何よりもカッコよくなる!
難しいですね。
やはり社外マフラーはかなり高額なものですから、マフラーの交換を検討する際には、自分の目的とそのマフラーの性能、マシンとの相性など、情報をたくさん収集して、吟味することが大切なようですね。
それでは実際、CB1100のマフラーを交換するなら、どんなものが良いでしょう?
ここでは人気のマフラー、売れ筋のマフラーを紹介していきたいと思います。
政府認証制マフラー(車検対応)
近接排気騒音/db:90
オイルドレンボルト脱着:○
オイルフィルター交換:○
センタースタンド使用可否:○
素材:ステンレス
定価:¥105,840(税込)
排気音について、アイドリング時は純正に毛が生えたくらい?と思いますが、走り出すとこれまた低く図太い音を奏でてくれます
音量は控えめの紳士なマフラーです
3000回転くらいの常用域での使いやすさがいい感じです。
概ね皆さん満足されているようです。
CB1100 モリワキ ワンピース ステンレス
素材:スチール
重量:8.1kg(STD CB1100:10.3kg/CB1100EX:18.5kg)
近接排気騒音:91dB/3750rpm
加速走行騒音:77dB
政府認証マフラー
車検対応
平成18・19年排出ガス規制/平成22年騒音規制適合
製品2年保証
自動車排出ガス試験結果証明書(ガスレポ):有り
【オイル交換:○】
【センタースタンド:○】
定価:¥149,040(税込)
ノーマルマフラーよりも約10kgくらい軽くなり、それだけでも良かったのですが、実際取り付けて走ってみて予想外に速くなり、トルク感も上がったように感じました。音はノーマルとは全く違った音質になりました。見た目にもカッコイイです。
HONDA CB1100(10) ヨシムラ 手曲ストレートサイクロン RSC-VINTAGE
EXパイプ素材:スチール×クロームメッキ
サイレンサー素材:ステンレス×バフ
重量:16.8kg (STD:10.8kg)
最高出力:90.8ps (STD:77.2ps)
最大トルク:9.4kg-m (STD:9.0kg-m)
車検対応・JMCA認定品・政府認証品
集合方式:4本出し (#2#3にバイパス有り)
オイル交換・フィルター交換可
センタースタンド使用不可 (取り外します)
リアタイヤ交換時は#2・#3サイレンサーを取り外す。
専用サイドスタンド付属
定価:¥267,840(税込)
まさにナナハンサウンド!
値段だけあってドロドロと重低音でいい音です。
吹け上がりが良くなったように感じます。音の影響もあると思いますがつい、スピードを出したくなります。
CB1100 Wyvern Classic ワイバンクラシック 4本出し マフラー アールズギア
素材:超軽量ステンレスサイレンサー
近接排気騒音量:92dB
*パワーボックス装着
車検対応
定価:¥107,784(税込)
CB1100 SP忠男パワーBOX TWOテール
いかがでしたか?
これまでCB1100とそのマフラーについていろいろと見てきました。
マフラーについての考え方は、ライダーの方それぞれに、独自の考えがあると思います。
純正のマフラーこそ、CB1100のあるべき姿だ、とかCB1100の魅力をさらに引き出すためには、カスタムマフラーに交換すべし、などいろいろな考え方があるでしょう。
CB1100に乗っている人も、これから乗ろうと思っている人にも、今回の記事が少しでも、皆さんのCBライフを楽しむ参考になれたらうれしいです。
どこまでも続く、ロング・アンド・ワインディングロードを、CB1100と共に走り続けて行く皆さんに、心からエールを贈りたいと思います。
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