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期限切れは大丈夫?シールをチェック!原付の自賠償保険のあれこれ

原付バイクは手軽に乗れる半面、もし事故が起きたら大けがをする恐れもあります。そんな時に必要なのが自動車保険。法律で加入が義務付けられた保険があることをご存じですか?それが自賠償保険なのです。原付に乗る前に、自賠償保険の確認をしてみましょう。

自賠償保険って何?

自動車やバイク、原付といった乗り物は便利な反面、事故に遭うことも。自分がケガしたら、相手にケガさせてしまったら・・・そんな時に必要になるのが自動車保険です。
CMでも放送されているような『任意保険』の他に、法律で加入することが義務付けられている保険があります。

自賠償保険(自賠責保険)と呼ばれるもので、正式には『自動車損害賠償責任保険』と言います。

自賠償保険の仕組みとは?

自動車やバイク、原付などの車両を運転する場合は、必ず自賠償保険に加入しなければいけません。
これに違反して、自賠償保険に加入していない車を運転すると、『無保険運行」という違反に問われ、行政処分の点数『6点』が加算されます。
6点というと6か月以内の免許停止となる、重大な交通違反です。
また、1年以下の懲役または50万円以下の罰金という罪にも問われてしまいます。

通常、自賠償保険は車検の時に一緒に加入・更新をするので加入忘れというのは少ないのですが、250cc以下のバイク・原付には車検がありませんので、有効期限が切れたのに気づかずに運転している例があるようです。

ナンバープレートを確認

自賠償保険に加入しているかどうか、有効期限はいつまでかは、原付のナンバープレートに張られているステッカーを確認しましょう。

自賠償保険のステッカー

ステッカーの色は交付された年によって色が変わる仕組みになっています。
・オレンジ、紫、黄緑、赤、黄色、緑、青
の順で、7年で一巡するようになっています。

また、ステッカーの上段が有効期限の切れる年、下段が月となっています。
原付バイクに乗るときは時折この有効期限をチェックし、自賠償保険の有効期限が切れていないかしっかり確認しましょう!

原付の自賠償保険の保険料は?

必ず入らなければならないということで、気になるのは原付の自賠償保険の保険料です。
原付の場合、自賠償保険の保険料は他の車種よりも安く設定されています。

以下の表は、125cc以下の原付バイクの保険料です。
保険期間   1年    2年   3年   4年   5年
保険料   7,280円 9,870円 12,410円 14,890円 17,330円
1年あたり  7,280円 4,940円 4,140円 3,720円 3,470円

実は、まとめて加入する年数によって大きな差があります。
1年では7,280円かかるところ、5年間入っても17,330円。。
1年あたりに直してみると、5年契約の場合は3,470円。実に2倍以上もの差があります。
長期間乗るかどうかわからなくても、すぐに処分する予定でない原付バイクならば、複数年での契約がお得になるといえそうです。

沖縄県や離島はもっと安い!

沖縄県や離島の場合、他の地域より安い保険料が設定されています。
生活において原付が重要な役割を果たしていることなどが、自賠償保険の安さにもつながっているようです。

保険期間   1年    2年   3年   4年   5年
保険料   4,790円 4,930円 5,070円 5,210円 5,350円
1年あたり  4,790円 2,470円 1,690円 1,300円 1,070円

驚くべきは複数年契約の場合に割引率。
1年と5年で560円しか変わらず、1年あたりの保険料に直すとその差は5倍弱。
これなら複数年契約にしない手はありませんね。

原付の自賠償保険の補償内容は?

原付の自賠償保険の補償範囲は以下の通りです。

死亡した場合

死亡した場合の保険金は最高3000万円です。
また、死亡するまでの間の傷害による損害については、120万円まで補償されます。

傷害の場合

傷害を受けた場合は、被害者一人当たり120万円が限度額となります。

また、後遺障害が残った場合、その程度によって最高で第1級の4000万円、一番低い第14級で75万円となります。

補償額は少ない?

原付の自賠償保険は最小限度の額しか保証してくれません。
実際の慰謝料や治療費などはもっと高額になるケースが多いので、自賠償保険と合わせて任意保険などに加入するよよいでしょう。

特に原付の場合は、自動車保険の「ファミリーバイク特約」を利用することで少ない掛け金で保険を掛けることができます。

原付の自賠償保険はどこで加入すればいいの?

原付の自賠償保険は、実は簡単に加入することができます。
期限が近い人は更新の手続きの準備をしましょう。有効期限が切れる1か月前から更新の手続きが可能です。

事前準備

原付の自賠償保険の加入・更新の手続きに必要なのは、
・ナンバープレートの番号
・車台番号
・保険料

この3点だけです。

バイク屋さん

自分が原付バイクを買った店やお世話になっている修理屋さんなど、バイクの販売店では、原付の自賠償保険を取り扱っている場合が多いです。
問い合わせてみましょう。

セブンイレブン

セブンイレブンの店頭で原付の自賠償保険に加入できます。
支払いはレジでできますし、ステッカーや保険証の受け取りも店頭でその場で可能です。

インターネットで事前予約もできます。

引受会社は三井住友海上火災保険株式会社。

ファミリーマート

ファミリーマートでも原付の自賠償保険に加入できます。
Famiポートで申し込みをします。

引受会社は東京海上日動火災保険株式会社。

ローソン

ローソンではLoppiを使って原付の自賠償保険の加入手続きができます。

引受会社はあいおいニッセイ同和損保株式会社。

サークルKサンクス

サークルK、サンクスの店頭では、Kステーションで原付の自賠償保険の加入手続きができます。
インターネットでの事前予約も可能です。

引受会社はあいおいニッセイ同和損害保険。

三井住友海上

三井住友海上の原付自賠償保険は、一部の代理店を経由することでネットからの申し込みも可能になっています。

損保ジャパン日本興亜

損保ジャパン日本興亜のi自賠はインターネットから契約ができる原付向けの自賠償保険です。

最後に

原付バイクの自賠償保険は法律で義務付けられた、大切な保険です。
期限をチェックし、忘れずに更新手続きを行いましょう。

手続きはネットやコンビニで簡単にできます。

保険をセットし、安心して出かけましょう!

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