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知ってる?バイクのマフラーの見た目はサイレンサーで決まる!

新しくバイクを買ったとき、まず最初にカスタムしようと目につくのがマフラーではありませんか?バイクのマフラーの見た目はサイレンサーがカギを握っています。今回はバイクの見た目を決めるマフラーのサイレンサーについてのご紹介をします。

バイクのサイレンサーって何?

バイクを買ったからマフラーを交換してカスタムしたいけど、騒音規制もあるし、一体どれを選べばいいの?そもそもサイレンサーって何?どういうこと?って思った人もいるでしょう。
今回はそんな疑問にお応えすべく、サイレンサーについてご紹介します。

まずサイレンサーとは消音器、防音装置という意味です。
つまり、サイレンサーはバイクの音量を左右するパーツということです。
サイレンサーは広い意味ではバッフルとも呼ばれています。

バッフルとは空気の流量を抑制して音量を調節する部品のことで、マフラーのサイレンサーだけでなく、楽器などに使われる場合もバッフルと呼ばれます。

なんでサイレンサーがないとダメなの?

大きな音で軽快に走るバイクはかっこいいですよね?
でも多くのマフラーにサイレンサーが付いているのはなぜなのでしょうか?

バイクは騒音規制というものがあります。
2010年4月1日には、これまでの「近接排気騒音保安基準値」に加え、「加速走行騒音保安基準値」が設定され、バイクの騒音規制の基準がより厳しくなりました。

このプレートが貼られたマフラーは、2010年4月1日以降に生産(輸入車は2010年4月1日以降に通関)された車両(加速走行騒音の対象車)にも適応するモデルです。
どんなに静かなマフラーでも、2010年4月1日以降に生産された車両にこの認定プレートのないマフラーを装着した場合は違法となるので注意が必要です。

このJMCA認定プレートはマフラーのサイレンサー部分にリベット止めされています。
2010年4月1日以前に生産された車両の場合は、旧JMCA認定プレートが貼付されたマフラーであれば公道使用も可能となっています。

つまりバイクの製造年によって、装着できるマフラーが変わってくるというわけです。
ここで、マフラーの規制に関する情報をご紹介します。
マフラーを選ぶ際にぜひ注意してみてください。

平成13年のマフラー規制

この年に制定された近接排気騒音値(db) は原付1種(49ccまで)が84db、 原付2種(50cc~124cc)が90db、軽二輪(125cc~249cc)が94db、小型二輪(250cc超)が94dbとなっています。

平成22年4月1日以降生産車のマフラー規制

平成22年4月1日以降生産車のマフラーは近接排気騒音値(db)と加速走行騒音値(db)の規制があります。
原付1種(49ccまで)が84dbと79db、原付2種(50cc~124cc)が90dbと79db、軽二輪(125cc~249cc)が94dbと82db、小型二輪(250cc超)が94dbと82dbです。

バイクのマフラーをカスタムする際の参考にしてみてください。

バイクのサイレンサーの種類

サイレンサーの役割がわかったところで、次はマフラーの出口となるサイレンサーエンドの形状を見ていきましょう。
サイレンサーエンドの形状で、マフラーの見た目が大きく異なるのが特徴です。

カールエンド

サイレンサーエンドの外側を丸くカールさせたカールエンドのサイレンサーは排気ガスの流速を高める効果が期待できます。
エッジのない滑らかな仕上がりでカスタム度も満点で、ストリート用バイクからレース用バイクまで幅広く採用されています。

スラッシュカット

次は攻撃的でシャープなイメージのスラッシュカットはサイレンサーエンドをストレートではなく、斜めにカットしたものです。
アグレッシブなイメージを抱かせるタイプで四輪のチューニングマシンを彷彿させる大口径のカスタム指向型のバイク、ロードレース型のバイク、ドラッグ仕様型のバイクなど多くのバイクに採用されるマフラーです。

スーパートラップ

スーパートラップは細かいサウンド調整が可能です。
エンド部分に設置されたディスクプレートの枚数を増減するだけで、自由に音量が変更できるタイプで、「パラパラパラパラ」という個性的な4ストサウンドを奏でてくれるのが特徴です。
太足系バイクやトラッカー系バイクなど、ストリートカスタム用アイテムとしての使用が一般的とされています。

テーパーエンド

テーパーエンドはスーパーモタード系マフラーによく用いられているタイプです。
エンド部分に向かい、テーパー状に絞られているのが特徴で、XR50/100モタード用の右出しアップ型マフラーを中心に、モタード系のバイクにはこのタイプが取り入れられているようです。

メガホン

メガホンは落ち着きのあるレトロなイメージでエキパイとサイレンサーが一体となったメガホンのようなカタチをしたマフラーです。
60~70年代のメーカー純正マフラーを思わせるレトロなフォルムが特徴で、カブカスタムやダックス・シャリィカスタムに用いられる場合が多いです。

このようにサイレンサーエンドでマフラーの見た目が大きく変わってきます。
そのため、バイクによってサイレンサーエンドの形を選ぶ必要も出てきます。
もちろん、ここに紹介したバイクと違ったものに合わせてもOKです。

バイクのサイレンサーの取り付け

最後に、触媒の取り付けがなかったり、音量が規制値を超えてしまっている場合に便利なインナーサイレンサーやバッフルをご紹介します。
自分のバイクが音量規制値をクリアしているか調べてみましょう。

バッフルとはマフラーの出口に取りつけるタイプのもので、サイレンサーエンドの見た目をさらに変化させます。
耐久性もあり、取り付けも簡単ですが、見た目が変わるため好みが分かれます。

インナーサイレンサーとは文字通り、中に入れるサイレンサーということです。
マフラーの中に挿入して使用するタイプのサイレンサーで、バイクの見た目を損なうことがありません。
しかし、マフラーの径や長さがちゃんとわかっていなければ取りつけることが難しいです。

バッフルタイプにするか、インナーサイレンサーにするか、好みとマフラーにもよります。
参考にしてみてください。

バイクのサイレンサーのまとめ

いかがでしたか。

バイクのマフラーの規制が厳しくなって以降、カスタムの幅が狭くなったと耳にする機会が多くなりました。

軽快に走っていたら音量規制に引っ掛かって罰金なんてことがあると、楽しいバイクライフも楽しくなくなりますよね。
規制に引っかからないように好みにカスタムできるよう試行錯誤してみてもいいかもしれませんね。

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