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バイクのチェーン交換の方法は?チェーンメンテナンスの方法は?

愛するバイクに長く乗りたいならチェーン交換は絶対避けては通れません。チェーンの選び方から、お店でチェーン交換をしてもらうとどのくらいの工賃がかかるのか、自分でできるチェーン交換法などバイクライフに欠かせないチェーン交換について、しっかり学んでいきましょう!

バイクのチェーン交換をお店でやってもらうメリット・デメリット

メリット

チェーン交換をお店でやってもらうメリットとしては
・自分の手を汚さずに済む
・特殊工具を買わなくて済む
・バイクの乗り方に合ったチェーンのアドバイスを受けられる
・プロがチェーン交換をしてくれるのでバイクのほかの部分を傷つける心配が少ない
があげられます。
バイク屋さんではプロがチェーン交換をしてくれるので安心ですね。

デメリット

デメリットとしては
・工賃がかかる
ことがあげられます。

ドライブチェーン交換 2,700円
チェーン調整 540円
チェーン清掃/給油 1,620円

出典:http://driverstand.com

チェーン交換は、2りんかんではこのような工賃になっています。調整や給油もしてもらうと工賃がかさんでしまうので、バイク整備に慣れてきたら自分でチャレンジしてみるのも良いでしょう。

そもそもバイクのチェーンに種類ってあるの?

バイクのチェーンにはいくつかの種類があります。チェーン交換をする前に、自分のバイクに最も適したチェーンとは何かを考えましょう。

カシメ式チェーン

カシメ式チェーン

ピンを圧入することで半永久的に固定されるチェーンです。
チェーン交換の際には特殊工具が必要になります。
耐久性を必要とする大型バイクやレース用バイクに用いられます。

クリップ式チェーン

プロト:PRチェーン(バイク用) 428 クリップジョイント

小排気量のバイクやオフロードバイクに使われるのがクリップ式のチェーンです。
画像左端のクリップを使って固定します。
チェーン交換が容易な分、耐久性が低いチェーンなので大型バイクには向きません。

バイクのチェーン交換に必要な道具って?

カシメ式チェーンをチェーン交換したい場合

ナンカイ(NANKAI) H型 チェーンカッター 3WAYツール

1.チェーンカットができる。
2.圧入プレートを圧入できる。
3.カシメジョイントをカシメられる。
★一つの工具で3つの作業ができる

出典:http://www.amazon.co.jp

ひとつの工具でカシメ式チェーン交換をすることができます。これからも中大型排気量のバイクに乗り続けるなら持っておきたい一品ですね。

NANKAI ミニチェーンカッター 420/428

チェーンのピンを抜いてチェーンを取り外す道具です

420サイズのシールチェーンのカットに使用しましたが問題なくピンが抜けました。
数回使用しましたが、歪んだりの問題は起きませんでした。
アルミのボディーが歪んだとのレビューもありましたが、現在は鉄になっていました。
ピン押しの当たりもずれたりしませんでした。精度が改善されたのかもしれません。

出典:http://www.amazon.co.jp

安い価格ですがきちんとチェーンを切断できるお得なチェーンカッターです。
クリップ式にチェーン交換をする人やクリップ式チェーンのバイクに乗っている人は、カシメや圧入ができないこちらの工具でも用が足ります。

クリップ式チェーンをチェーン交換したい場合

KENOH ミニ 先細ラジオペンチ

クリップを着脱するときに使います。

このほかに、チェーンに余りができたときのために、クリップ式チェーンのバイクに乗っている場合でもチェーンカッターを一つ持っておくと便利です。

自分でバイクのチェーン交換をする方法

カシメ式チェーンのチェーン交換をする

①チェーンの切り離しをする
 チェーンカッターを用いて、チェーンのピンを抜いて切り離します。

②新品ジョイントで旧チェーンと新品チェーンをつなぐ
③ゆっくりと回し、旧チェーンと新品チェーンを入れ替えてチェーン交換をする。

⑤グリスアップし、シールチェーンの場合はOリングを間に挟みプレートをセットする。
⑥チェーンツールでプレートを圧入、カシメる。

クリップ式チェーンのチェーン交換をする

①クリップをラジオペンチを使ってずらして外す。
②新品ジョイントで旧チェーンと新品チェーンをつなぎ、チェーン交換をする。
③ゆっくりと回し、旧チェーンと新品チェーンを入れ替えてチェーン交換をする。

④チェーンの長さを調節したら、新品プレートをはめ、ラジオペンチを使ってクリップをはめて固定する。このときチェーンの丸い背のほうが進行方向を向くようにする。

日常的なチェーンメンテナンスの方法

せっかくバイクのチェーン交換をしたのですからできるだけ長く持たせたいですよね。
そのためには日ごろからチェーンメンテナンスを怠らないことが大事です。

○メンテナンス時期の目安
メンテナンスの目安は約500km走行ごと、また雨天走行後はチェーンルーブが流失しますので、走行後は必ずメンテナンスを行いましょう。
また、紫外線や雨・道路の埃、時期により凍結防止剤などの付着はチェーンの寿命を短くしますので、定期的に洗浄、注油を行いましょう。

出典:http://www.didmc.com

バイクチェーンのメンテナンスタイミングは①500km走行ごと②雨天走行後の二つがあるようです。

では、バイクチェーンメンテナンスに必要な道具を見ていきましょう。

ワコーズ CHA-C チェーンクリーナー 非乾燥タイプの洗浄スプレー 330mlA179

チェーンを洗浄するスプレーです。吹き付けてペーパータオルで拭き込みます。
頑固な汚れは付属のブラシで落としましょう。ブラシは金属製ではない柔らかい物を選びましょう。

WAKO'S 【新製品チェーンオイル】 ワコーズ CHL チェーンルブ 180ml [HTRC 2.1]

チェーンの潤滑とシール保護をしてくれます。

まずチェーンクリーナーで汚れを落としてから、チェーンのリンクにチェーンルブを吹き付けて潤滑してあげましょう。
バイクのほかの部分につかないようにペーパータオルを当てながら作業すると良いでしょう。
また、このときチェーンのたるみ具合も見てあげましょう。

チェーンのメンテナンスと合わせ、定期的にチェーンの張り具合の調整を行いましょう。
○調整時期の目安
1,000~2,000kmごとにチェーンの状況を確認して、たるみの量が適正値(車輌により異なります)
を超えている場合は張り調整を行います。
適正なたるみ量は一般的な車両で約20~25mmを推奨しておりますが、オンロード・オフロード共、各車輌ごとで適正なたるみ量は異なりますので、必ず車輌のサービスマニュアルにてご確認の上、最適なたるみ量に調整して下さい。

出典:http://www.didmc.com

バイクのチェーン交換時期の見極め方

チェーン交換の目安
シールチェーン :約20,000km 前後
ノンシールチェーン:約5,000km 前後

出典:http://www.didmc.com

大手バイクチェーンメーカーDIDではこのようなチェーン交換時期を推奨しています。
他に、バイクのアジャスターでは対応できないほどチェーンが伸びてしまった時も交換時期です。
自分のバイクのチェーンの種類をしっかり確認して適切な時期にチェーン交換を行いましょう!

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